吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

エレベータでの思い出 その1

2019年09月25日 06時30分17秒 | 日記
 ある時、デパートだかどこかのエレベータに乗っていたら、ぐずって大泣きしている女の子を連れた若いお母さんが乗り込んできた。
 さすがにエレベータの中は混んでいたのでお母さんは「ほれっ、そんなに言うことを聞かないとお巡りさんが来るよ、お巡りさんに怒られるよっ!」と怒鳴りつけたのである。
 その光景を見て自分は「はぁ??」と感じた。なぜなら、お母さんは嘘をついているからである。こんな場面でお巡りさんは飛んでこないし、怒りもしない。なんで「お巡りさん」を登場させたのか不思議に思ったのである。
 もしかしてお巡りさんを「怖いもの」として植え付けているのか? 取り締まるというイメージを子供の抑制に利用しているのか?などと色々考えてしまった。
 でもなんだかそれはよくない躾の方策だと思う。子供のcontrolの仕方はいろいろある。最近では体罰はだめと言われている(賛否両論だが)。体罰ではないがこんな嘘を言うのも疑問に感じる。
 それにしても、もし自分の夫が警察官であっても「お巡りさんに怒られるよ」っていうのかな? 
 誤った職業観を子供に植え付けてしまうんじゃないかとちょっと心配になった。