吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

会話ができないパターン その9の続き

2019年09月21日 06時44分11秒 | 日記
 まあ診察上の症状についてはきちんとつきつめて聞く必要はある。しかし、旦那がどうしたとか隣の人がどうしたとかのよもやま話は主語や時制がごちゃごちゃで話が分からなくとも「はぁはぁ・・」と相槌さえ打って聞き流していればいいのである・・・と思っていた。

 もう大昔の話である。来院すると大抵自分のご主人の悪口を延々と語り続ける方がいらした。こちらもご主人の悪口など聞きたくない。適当に受け流しながら「はぁ、そうですか、ウンウンそうです、そうですよね」ととにかく同調していた。ところが突然、
「ちょっと!そこまで同情してくれなくたっていいでしょ!」と急に言われた。
 迂闊だった。話をほとんど聞かずに「ウンウン」と強く同調したのがいけなかった。どうやらこの方の旦那の悪口は逆の意味での「旦那自慢」だったのだ。
 きちんと話を聞いて、「いや、いい旦那さんじゃないですか」などとその都度、褒めてあげるような返しをしてあげなければならなかったのだ。難しい!
 ちょっとなあ・・・まさか、そこまでの会話力が要求されるとは((´;ω;`)