吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

服役中の伝説的ミュージシャン死亡、妻が国賠提訴「死なずにすんだのに、許せない」 その6

2019年11月14日 06時05分44秒 | 日記
 弁護士は「昨今、日本全体でも、刑務所や入管施設で外国人が亡くなることが続いている。こういうことは日常的におこなわれていると考えざるをえない。」と述べた。これも弁護士の飛躍した論理である。
 種々の疾患において収監中の者と一般市民における死亡率の差異の統計学的有意差を証明したのか? それをせずして刑務所内では(放置されることが)日常的に行われていると断言できるのであろうか?
 服役中の者にも基本的人権は認めるべきなのは理解できる。しかし市中の一般市民とすべて人権が同じでは収監している意味がない。ある意味での「生活の不便さ」があるのは当然である。
 医療を受診できなかったわけでもない。ただ小さな町立病院では確定診断がむずかしかったのである。そこを突き詰めて「確定診断できるまで徹底的に大きな病院で検査を受けさせるべき」という論理であれば一般市民より優遇された医療的忖度を受けることになる。
 結果的には亡くなってしまったことは不幸なことであるが誰のせいでもないとは思うのであるが。