吉田クリニック 院長のドタバタ日記

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膵臓がんの適切な検査怠ったとして、患者遺族が新潟長岡市の診療所の運営組合提訴へ・新潟地裁 その1

2024年07月02日 06時25分23秒 | 日記
2024年5月24日 (金)配信 新潟日報
 膵臓(すいぞう)がんの適切な検査を怠ったことで発見が遅れ、早期治療を受けられなかったとして、2022年1月に死亡した長岡市の男性=当時(69)=の遺族3人が長岡市の診療所を運営する「ながおか医療生活協同組合」(長岡市)を相手取り、約6100万円の損害賠償を求める訴訟を5月中にも新潟地裁に起こすことが5月23日、分かった。
 訴状などによると、男性は2018年に別の医療機関で糖尿病と診断され、19年から組合が運営する診療所に通院。19年春から冬にかけ、体重の大幅な減少や血糖値の増加などがんを疑う症状があったが、精密検査を受けられなかった。20年6月に初めて胃カメラと腹部エコー検査を受けたが、異常なしと診断された。
 男性の体調はその後も悪化し、2021年5月に検査で異常が見つかり、末期の膵臓がんと診断。22年1月に死亡した。
 遺族側は、診療所の担当医が検査で異常を見落とすなどの注意義務違反があり、早期治療や救命の可能性が損なわれたと主張。男性が何度も体調の悪化を訴えたのに担当医が耳を傾けず、必要な検査を受けられなかったとも指摘した。