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六文錢の部屋へようこそ!

心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

コキッ・こきっ・気がつけば古稀。

2008-10-26 02:29:08 | インポート
 首が折れたわけではありません。
 首が回らないのは事実ですが、借金のせいではありません。
 肩こりのせいです。
 
 10月26日、古稀を迎えました。
 本来は「古来稀」ということですが、今では少しも稀ではありません。
 試しに石を10個投げると、そのうち7個は70歳以上に当たります。
 7割はいないだろうと考えるのは素人のあかさたな。
 若い人は身軽で、飛んできた石をよけることが出来るので、大半は私のような鈍くさい者に当たるのです。

 
                廃屋の秋(その一)


 前振りはともかく、古稀に望んでのご挨拶をと思ったのですが何も思い浮かびません。
 それで無理矢理、以下のようなメッセージを考えつきました。

<その一>「古稀を過ぎたがまだまだ若いぞ」などとは決して思わない。
 歳相等に、肉体はむろん、思考能力や表現能力も低下していることを素直に認め、そうした能力低下と折り合いながら生きてゆく。

<その二>「自分はもう歳だから」と諦めたり引っ込み思案にならない。
 年甲斐もなく、と笑われても、興の赴く事柄については固執したり、勉強したりする。

<その三>上の二つは矛盾している点もあるが、そんなことはお構いなしに生きてゆく。

    
                廃屋の秋(その二)
 
 無理矢理考えついたものですから、これを守ることが出来るかどうかははっきりしません。
 しかし、私の回りの先達たちは、ほとんどこんな風に生きていらっしゃるようです。
 ほやほやの新米古稀ですから、そうした先達の足跡を辿りながら、私自身の足跡など新しく付けることが出来ればと考えてます。

 というようなわけで(どんなわけ?)、これをお読みの皆々様、今後ともよろしくお付き合いいただきますよう、隅から隅まで、ず、ず、ずい~~~~っと、おん願いたてまつりま~~~す!

 
                蓮根畑の秋
 写真に廃屋や枯れ葉を持ってきたのは老齢を意識したものではありません(多少はあるか)。


■おまけ■ 私が生まれた1938(昭和13)年がどんな年だったかの一端を・・。

* 1月3日 - 女優岡田嘉子が杉本良吉と共に樺太国境を越えてソ連に亡命
* 2月1日 - 山川均・大内兵衛・美濃部亮吉ら労農派教授グループ約30人が検挙(第二次人民戦線事件)
* 3月13日 - ナチス・ドイツ、オーストリアを併合(アンシュルス)
* 5月5日 - 国家総動員法施行
* 5月21日 - 岡山県苫田郡西加茂村大字行重で大規模な殺人事件が起こる(後に津山30人殺しなどと呼ばれる)。

【六の註】これは、横溝正史の『八つ墓村』のモデルになった事件。この年の日本の殺人事件の被害者は500人前後というから、一人で6%に当たる人を殺したことになる。犯人は自殺。今なお戦争などを除けば、一人の犯人による殺人の日本記録。

* 8月16日 - ヒトラー・ユーゲント来日
* 10月1日 - 陸軍が作戦要務令を制定
* 11月9日 - ドイツでユダヤ人迫害開始(水晶の夜)
 
 その他、物資不足による代用品時代・木炭自動車の始まり・国策としての満州移民等々、戦時色が刻々と迫まり、国民生活にも深刻な影響を与え始めた年でした。




コメント (5)
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