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原発崩壊!

2011-03-14 02:39:25 | 社会評論
 私が前の記事を書いた折には3号炉のトラブルについては全く知りませんでした。
 1号炉についてのみ問題が起こっていると思っていました。
 東電など原発に関わっている人以外のすべての人はそう思っていたと思います。
 ところが、3号炉も同様の事態、それが公表されたのはその事態が発生してから三日目。これは事実が隠蔽されていたとしか思えません。

 なぜでしょうか?
 考えて見れば1号炉の事態も、外壁が吹っ飛んだという紛れもない映像があってしぶしぶ公表されたのでした。
 3号炉についてはそうした外見がなかったので三日目まで隠蔽されたということでしょう。

 なぜかくも隠そうとするのでしょうか?
 それはおそらく、公表すると人々がパニックを起こすのではないかという公の「政治的判断」と原発推進者の「政治経済的判断」が一致したからでしょう。
 ということは逆に言うとこの技術は、とても公にできない危険を内包していることを認めたことになります。
 ようするに、人が制御できない技術、その事実を公表すれば人々がパニックに陥る技術、したがってその詳細な情報を隠し通さなければならないのが事実だということになります。

 補足として、新しい技術が伴うリスクについて述べたいとおもいます。
 
 ひとつは、それによりしばしば不都合が生じるが、それらの不都合はは軽微であり深刻な影響を伴わないもの、例えば、電力そのものは感電をするとか台風などで断線するとかいうリスクを背負っていますが、それを理由にそれを否定する人はいないでしょう。

 もうひとつのリスクは、めったに不都合は生じないがそれが生じた場合には壊滅的な打撃をもたらすものです。原子力発電はこれに属します。 しかも、どうやら「めったに生じない」のではなく、しばしばヒヤリとする不都合が生じている模様なのです。
 
 これに関する問題は、今回の事態もそうであるように、それらの不都合がつぶさに公表されていないということです。
 今回の件も、何も分かっていない段階で20キロ以外への住民の避難が一方的に命令され、それからずいぶん経ってから「実はこんなことが起こっています」と知らされたのです。
 しかもその公表内容も極めて不十分で、各TVの解説者や各紙の解説者が、まるで暗闇を覗き込むように微妙に違った解説と見通しを述べています。
 
 1号炉の外壁が吹っ飛んだという映像を見せられてから、それがどんな事態かを知らされるのに半日を要し、なおかつそれも不十分でした。 3号炉でも同様な事態が生じていることも隠し続けられ、三日目にしてやっと公表されたのです。

 その基本姿勢は、「臭いものに蓋」でしかありません。
 なぜ事実をひた隠しにするのか?それはこの技術が今なお人の制御になじまないという危険性をもち、壊滅的なリスクを背負っていることを人々に知らせないためといわざるを得ません。
 

コメント (3)
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