このひと、発言するときに笑いながらするのがやや気になりますが、東電から億単位の研究費を貰いながらシレッとして第三者ぶって解説する東大教授より、具体的なことをいっているように思います。
とりわけ、今回急に、国民に露出された「原子力保安院」が、なぜ「不安院」になってしまっているのかの構造を明らかにしています。
この武田邦彦中部大学教授、その論議には「異端」の批判もあるようですが、彼自身が原子力委員会のメンバーであったというキャリアを踏まえ、今回の件が官僚をはじめとした諸システムの「複合的な人災」であることを明らかにしている点は説得力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=gW8pfbLzbas&feature=player_embedded
武田教授の主張の当否はともかく、そうした論議の存在すら私たちのもとに届かないままに、原発の「現実的な運用」が行われていたことには唖然とします。
「とにかく安全なんだから・・・」という実証抜きの「政治的主張」のもと、私たちには確たる情報ももたらされず、ただただその追認を迫られ、批判的な意見を黙殺する中で進められてきた結果が現状でしょう。
こうした推進する側の情報公開の不全さこそ、その「安全性」の主張と裏腹に、この技術がまだ人間に馴致されていないことを示しているように思います。
とりわけ、今回急に、国民に露出された「原子力保安院」が、なぜ「不安院」になってしまっているのかの構造を明らかにしています。
この武田邦彦中部大学教授、その論議には「異端」の批判もあるようですが、彼自身が原子力委員会のメンバーであったというキャリアを踏まえ、今回の件が官僚をはじめとした諸システムの「複合的な人災」であることを明らかにしている点は説得力があります。
http://www.youtube.com/watch?v=gW8pfbLzbas&feature=player_embedded
武田教授の主張の当否はともかく、そうした論議の存在すら私たちのもとに届かないままに、原発の「現実的な運用」が行われていたことには唖然とします。
「とにかく安全なんだから・・・」という実証抜きの「政治的主張」のもと、私たちには確たる情報ももたらされず、ただただその追認を迫られ、批判的な意見を黙殺する中で進められてきた結果が現状でしょう。
こうした推進する側の情報公開の不全さこそ、その「安全性」の主張と裏腹に、この技術がまだ人間に馴致されていないことを示しているように思います。