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心に映りゆくよしなしごと書きとめどころ

生活者の記録 農協「おんさい朝市」にて

2023-07-27 15:34:28 | よしなしごと

 岐阜は昨日、39.1℃という酷暑。今日も同じぐらいということで、朝からジリジリと照りつける日差しが暑い。
 めげずに、農協の「おんさい朝市」へ行ってきた。

 「おんさい」は別に「温菜」ではない。
 岐阜弁で「来る」の丁寧語である。「〇〇さんがおんさった」=「いらっしゃった」などといった具合だ。(普通の「来た」は「きんさった」だが、この「さった」に丁寧語の意味合いを含むから、これも多少は丁寧語のうちか)
 だからこの「おんさい」は「いらっしゃい」の意味になる。

 サブタイトルが「産地直売所」とある。
 だから、スーパーへ行けば年がら年中あるようなものでも、この時期、この地区で穫れないものは売ってはいない。例えば今は、ほうれん草、小松菜、水菜などの葉物は見かけない。
  

 魅力はその安価さである。スーパーの半値、場合によっては三分の一で済むこともある。
 今日買った例で見てみよう。

・ネギ一束 100円 ・甘長ピーマン一袋 100円 ・きゅうり一袋 100円 ・モロッコいんげん一袋 100円 ・枝豆一袋 130円 ・十六ささげ一束 100円 ・かぼちゃ半分 70円 ・ミニトマト一袋 100円 ・グリーンアスパラ一束 140円 ・茗荷一袋110円✕3=330円 *合計1,270円(すべて内税)

 どれもお値打ちだが、掘り出し物は茗荷。スーパーのものよりやや小ぶりだが、10個入って110円だから3袋買ってしまった。

 それからきゅうり。大小それぞれでひん曲がっているが、12本で100円で一本が10円もしないのだ。それに新鮮そのもので、写真ではわかりにくいかもしれないが、付いているイボイボの棘がまだ指先に痛い。

 ものみな20~30%の値上がりが当たり前のなか、これはとてもありがたいのだ。
 さあ、カッパやキリギリスよろしく、きゅうりを囓ってこの酷暑の夏を乗り切るぞ! 


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2 コメント

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Unknown (花てぼ)
2023-07-27 18:10:46
「よう、きんしゃった」、などは九州は博多弁にあるようです。佐賀でも使うようです。
「わあ、茗荷!」写真でこれが一番うらやましいいです。今、茗荷は何にでも使いたいのに高いですからね。
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Unknown (六文銭)
2023-07-28 12:02:37
>花てぼさん
 おっしゃるように九州地方での言葉、わかります。
 ただし、岐阜弁は「さ」なのに、九州の方では「しゃ」になるのですね。高校時代の教師に、九州出身の方がいて、乙も「先生」を「シェンシェイ」と発音していました。
 もちろん、あだ名は「シェンシェイ」でした。
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