牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

艶やかさとキレ味と(山形・小嶋総本店「洌(れつ)」)

2008-03-17 12:32:16 | 酒のご紹介
先日、寝台急行「銀河」のラスト・ランの記事に際し、「移動を楽しむしつらえの列車が減ってしまった」と書いたのですが、東京・大手町のオフィス街に、こんなものが出現していました。

小田急電鉄のロマンスカーの新型(マニア的にはMSEというらしい)で、千代田線で大手町まで乗り入れるとか。
中は簡単な車内販売をモチーフにしたバーになっていて、ちょっとした旅行気分です)。
こんなので毎日通勤、というのも楽しいですね。

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さて、このロマンスカーのシンボルカラーは「青」。清清しさや爽やかさをイメージ。
今日御紹介する、小嶋総本店さんの洌(れつ)も、「(水や酒が)清く冷たい」という意味の漢字「洌」をそのまま名前にしたお酒です。

頂いたのは、純米酒。
イメージとして、水、冷たい、清い、というと、すっきりさっぱり邪魔にならず、という印象を受けますが、この「洌」はちょっと違います。

日本酒度こそプラス9度と超辛口なのですが、一口含んだ時に、広がりのある艶やかな香りがグッときます。そして後味はプラス9度という表示そのままの切れ味。

料理の邪魔をしない、というより、料理にも負けない一口目の味わいと、次に口に入る料理を妨げない後味、という意味で、食中酒向きなのかもしれません。

逆に、これだけ飲んでいると、艶やかさ-これは山形酵母によるものなのでしょうか?-が少し「飽き」につながるかもしれませんが、気分転換の一合には最適。
希望小売価格も、2,100円(一升)、1,050円(四合)とお値打ち価格。

限定酒販店さん流通酒につき、弊社からは日本橋三越さんのみでのお取り扱いとなりますが、面白いお酒ですので、ぜひ一度お試し下さい。

(参考データ)
原料米 はえぬき50% 精米
日本酒度 +9 酸度 1.1
アミノ酸 0.9
アルコール度 16.8%

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牛込・神楽坂 酒類卸 升本総本店
http://e-masumoto.com/default.aspx
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