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そういえば先週の日曜、上の神楽坂※で「春の青空フェスタ」というイベントをやっていました。
※地元的には狭義の神楽坂は神楽坂下交差点から神楽坂上交差点の間で、その上、メトロ神楽坂駅までの間は「上の神楽坂」とか「神楽坂上の上」ですね。ただ、今は住所は神楽坂6丁目とかだし、ややこしい。
イベントでは、神楽坂エリアで最も新しい酒屋さんの一つ、ぼっちりやさんも出店を出していました。
こちら
このぼっちりやさん、高知専門の酒屋さんで、なかでも「酔鯨」に深いご縁があるのですが、この日は違う銘柄「桂月」の樽酒。
蔵元さんもいらしていました。
「桂月」は早明浦ダムのある土佐町という山あいの蔵元さん。
※そういえば高知県には土佐市もあるけど、あちらは海岸沿いで、こちらは土佐町で山間部、「神楽坂」とは違うややこしさですね。
ですが、特に普通酒などで地元では絶大な人気(というかシェア)を得ているそうです。
「土佐鶴が巨人なら、桂月は阪神」という喩えをする人もいるそうです。
そう、日本酒ってそういうものだったんですよね。
いわば街のお豆腐屋さんとかパン屋さんとか。
それがメディアや流通の発達による「ソトのお酒」の侵入や、地方の人口減少もあり、地元だけでは厳しくなっているのが現状。
でも、野球も高度成長期の「巨人・大鵬・玉子焼き」(vs「阪神」)の時代を経て、それぞれの地元愛に回帰?していますから、「普通酒地元愛」の時代も再び来るかもしれませんね。
樽酒1杯300円を頂きながら、そんなことを考えました。
ちはみに店主さんの主義?で、樽香があまりキツつくならないように樽を開いて数時間で瓶詰したそうですが、確かに土佐の辛口の酒には、このくらいの樽香のノリのほうが良いかもしれませんね。
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