帰宅すると、もうkekeさんの弁当箱や水筒が転がってました。
やがてkekeさんが帰ってきたので
「あれ?今日部活は?」
「だから、もう引退したんだよ。」
「え?!試合だけじゃなくてこれから、部活ももう無いの?」
「そうだよ。」
「そうかぁ~(^^ )3年間の部活が終わった気持はどう?さて、これからは受験勉強だね。」
と、言った途端、また不機嫌になって彼は部屋にこもってしまいました。(T_T)
私もそうだったけどさぁ~・・・
◎自分の中学高校時代
1.親に学校の話題をするのが大キライ
2.親に自分の感情を述べるのが大キライ
3.都合が悪くなると、部屋にこもって出てこない。
4.交換日記ばかり書いている。
5.親の見え透いた褒め言葉がキライ
(親に嫌われて喜んでいた部分もあり)
こう書き並べてみると、4以外はまさに今のkekeさんである。そうかぁ、これは遺伝だったのだ。そう思うと、すごく納得だ。
◎自分が当時親に求めていたもの
1.とにかく夜中に大声でケンカをしないでほしい。(母へ)
2.娘の生理を(分かっても)いちいち口にしないでほしい。(父へ)
3.体が痛いと言うと母が怒るから言わないでほしい。(祖母へ)
4.洗面所等に白髪が落ちていると気分悪い。(父へ)
5.ニコニコ見つめるんじゃない。そんなに私はいい子ではないし気持悪い。(父へ)
と並べると、父に対するリクエストが多いような気がするが、実は2~5は大した事がない。
とにかく、私の母は喜怒哀楽が普通の人の5~6倍は激しかったので、怒る泣く家族を罵る(祖母、或いは私)を止めてほしかったのである。でも、母は病気でもう仕方が無い事も分かっていたので、それ以上は考えなかった。ただ、今日は穏やかに過ごせたらいいな、と思っただけである。
こうして改めて考えてみると、私が父へリクエストしていた事と、今私が子供から求められているものは近いのかもしれない。「そうっかぁ~3年間よく部活頑張ったね。」なんて言う言葉も、子供から見たら白々しいお世辞でしかないのだろう。そんな事は自分が一番よく判っていたのだから。
ただ、ただ、放っておいてほしかったのだ。
もうそれしか無いのだ。