朝会社に着くと、YKさんと北澤が二人っきりでボソボソ話していた。
へぇ~~~~。まさにこりゃネタの匂いがクンクンしたので、私は精一杯聞き耳を立てて、お茶を作りながら彼らの話に全神経を集中させたのだった。
案の定予想通り、YKさんは例のネット通販を北澤と一緒に立ち上げようと口説き落としている所だった。
全ての会話は聞き取れなかったが、こんな感じだった。
・知り合いの息子さんは大学生でこれをやっているけど、月に25万くらい儲けている。
・売る商品を最初に買わなければならないが、売れれば4ヶ月で元が取れる。
・ただ商品を売って儲けるだけでなくて、それによって友達が増えるのが魅力。
(誰もが知る有名処の名前もあげて、あれと同じと言っていた)
例に挙がったその誰もが知る有名処と言うのは、マルチ商法で有名処だった。私はnanuさんが「マルチ」と呼び名をつけているのを思い出して、おかしくてたまらなかった。
それに更に拍車を掛けたのは北澤の相槌である。
先週、北澤と二人で昼食を買いに行った時にこの話題になって、北澤が
「オレは口が堅いから(YKさんから)信頼されてるんっす。でも、後で営業Aさんとnanuさんに全部報告してるんすけどね。」
「尊敬できない人についていけるハズないじゃないですか。」
「半分は何言ってるんだか聞いてないっす。」
「誰か聞いてあげないと(可哀相っすから)。」
と言うのを聞いていたので、ヤツがYKさんの口説きに「ハイ」「ハイ」と幾ら神妙な顔で聞いていても、心の奥ではおちょくりまくっているのを知っていた。そして北澤は明らかに乗り気でない態度なのに(ハイしか言わない)、YKさんはどうにかここでと、しつこく必死に口説いているのである。
やがてこの二人の会話はピタッと止まった。
そして5分くらいの時間が経過した。事務所に人がいながら、誰も何も言わないまま仕事をするではなく、ピタッと気まずい状態で時間が止まったのだ。
それで5分後、YKさんは一言こう言って出て行った。
「考えといてくれよ・・・」
つまり、最後に北澤に「やるかやらないか」問い詰めたのだろう。。。こりゃはたまたスリリング。
クククク・・・おがじぃ。おがじすぎる~~~
この深刻な光景は私の笑いのツボにはまりにはまって、お茶を作りながら、肩がピクピクふるえるのだった。
私は一度笑いのツボや泣きのツボにはまると、しばらくそれを何度もリピートして一人勝手に笑い(泣き)出してしまうので、それを封じ込めるのに必死だった。お茶場を珍しく掃除したり、しらじらしく郵便物を見に行ったりするのだった。
・・・ふぅ。
その後YKさんが居なくなってから、北澤が居る所でやって来たnanuさんに朝のおかしな光景を報告した。
「もう契約にサインしてるんだろ?」
「そうっす。」
「そうなのぉ~~~?!」
話によると、もうYKさんはそのマルチ商法にサインをしているそうだ。ので、数十万払わねばならないらしい。それから一緒に立ち上げる仲間をあと二人みつけなければならないそうだ。
「みつけないと、追い銭なんだろ?」
「そうみたいっす。」
「えぇ~~?!」
だんだん笑えなくなってきた。
しばらくあまり近づかないようにしよう。。。
ってか、続けてると友達減るんじゃないか?あれ。
こわ~~っ。
【写真】余ったゴーヤをベーコンを炒めてみました。塩コショウ掛けすぎて辛くなってしまったので、レタスに巻いて食べたら美味!!
これは肉を焼いている間にツマミで既に一杯始めている所です。
格別です。
へぇ~~~~。まさにこりゃネタの匂いがクンクンしたので、私は精一杯聞き耳を立てて、お茶を作りながら彼らの話に全神経を集中させたのだった。
案の定予想通り、YKさんは例のネット通販を北澤と一緒に立ち上げようと口説き落としている所だった。
全ての会話は聞き取れなかったが、こんな感じだった。
・知り合いの息子さんは大学生でこれをやっているけど、月に25万くらい儲けている。
・売る商品を最初に買わなければならないが、売れれば4ヶ月で元が取れる。
・ただ商品を売って儲けるだけでなくて、それによって友達が増えるのが魅力。
(誰もが知る有名処の名前もあげて、あれと同じと言っていた)
例に挙がったその誰もが知る有名処と言うのは、マルチ商法で有名処だった。私はnanuさんが「マルチ」と呼び名をつけているのを思い出して、おかしくてたまらなかった。
それに更に拍車を掛けたのは北澤の相槌である。
先週、北澤と二人で昼食を買いに行った時にこの話題になって、北澤が
「オレは口が堅いから(YKさんから)信頼されてるんっす。でも、後で営業Aさんとnanuさんに全部報告してるんすけどね。」
「尊敬できない人についていけるハズないじゃないですか。」
「半分は何言ってるんだか聞いてないっす。」
「誰か聞いてあげないと(可哀相っすから)。」
と言うのを聞いていたので、ヤツがYKさんの口説きに「ハイ」「ハイ」と幾ら神妙な顔で聞いていても、心の奥ではおちょくりまくっているのを知っていた。そして北澤は明らかに乗り気でない態度なのに(ハイしか言わない)、YKさんはどうにかここでと、しつこく必死に口説いているのである。
やがてこの二人の会話はピタッと止まった。
そして5分くらいの時間が経過した。事務所に人がいながら、誰も何も言わないまま仕事をするではなく、ピタッと気まずい状態で時間が止まったのだ。
それで5分後、YKさんは一言こう言って出て行った。
「考えといてくれよ・・・」
つまり、最後に北澤に「やるかやらないか」問い詰めたのだろう。。。こりゃはたまたスリリング。
クククク・・・おがじぃ。おがじすぎる~~~
この深刻な光景は私の笑いのツボにはまりにはまって、お茶を作りながら、肩がピクピクふるえるのだった。
私は一度笑いのツボや泣きのツボにはまると、しばらくそれを何度もリピートして一人勝手に笑い(泣き)出してしまうので、それを封じ込めるのに必死だった。お茶場を珍しく掃除したり、しらじらしく郵便物を見に行ったりするのだった。
・・・ふぅ。
その後YKさんが居なくなってから、北澤が居る所でやって来たnanuさんに朝のおかしな光景を報告した。
「もう契約にサインしてるんだろ?」
「そうっす。」
「そうなのぉ~~~?!」
話によると、もうYKさんはそのマルチ商法にサインをしているそうだ。ので、数十万払わねばならないらしい。それから一緒に立ち上げる仲間をあと二人みつけなければならないそうだ。
「みつけないと、追い銭なんだろ?」
「そうみたいっす。」
「えぇ~~?!」
だんだん笑えなくなってきた。
しばらくあまり近づかないようにしよう。。。
ってか、続けてると友達減るんじゃないか?あれ。
こわ~~っ。
【写真】余ったゴーヤをベーコンを炒めてみました。塩コショウ掛けすぎて辛くなってしまったので、レタスに巻いて食べたら美味!!
これは肉を焼いている間にツマミで既に一杯始めている所です。
格別です。