きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

三歳児の餓死のニュース

2006-10-28 | 母子家庭だから思うこと
それにしても、あの三歳児の餓死のニュースはショックだった。
今まで母と暮らす内縁の夫が暴力をふるって・・って言うパターンはあったけれど、内縁の妻を父が止めることができないんだから。

(絶対ありえないよ~)って思いながら・・・でも、本当にありえない事だろうか。
そう自分の胸に手を当てると、ドキッとする。他のひとり親はどうだか分からないけれど、私はドキッとする。

本当にありえない事?
朝早くから夜遅くまで働きながら、その合間に新しいアパートをみつけて引越しする勇気がある?転校も考えなくてはならないかもしれないよね?そもそも内縁の相手とこれから(離婚と同じように)戦う勇気がある?

そうやって想像していくと、決してありえない話ではないと思った。
さすがにここまで行くほど放置しておいたのは異常と思うけれど、外から見えない【家庭】の中で、親が見て見ぬフリをしている例は他にもあるのではないか。目に見えた暴力がなければ、子供自身さえ「自分が悪いから」で気がつかないかもしれない。

子連れで再婚・同棲して上手く行く例もたくさんあるだろうけれど、上手く行かない例もごまんとあって、そのリスクを考えると自分が子連れで男と暮らすことは心理的にためらう。「私はこの父親とは絶対に違います!」とどうして言い切れるだろうか。「私の再婚相手は絶対にこんな事はしません!」とどうして言えるだろうか。学校の先生でさえ、子供をひいきしたり傷つけたりする人が中にはいるのに。

それでもこれから私も色ボケするかもしれないので、せめて子供は巻き込まない事を誓う。どんなに色ボケしても、子供はこの家に残して自分が出ていこう。もうあの子はお金があれば一人でもどうにかやっていけるかもしれないから、子供を置いて自分ひとりで出て行こう。

・・・・と、私はこの事件で考えた。

もちろん、再婚して幸せになっている人も大勢居るだろう。
でも、私自身は胸に手を当てて正直に想像すると、子供のためで同棲相手とそこまで戦える自信はない。その前に相手を見抜く自信もない。
たぶん、うちの子の性格だとイヤでもイヤとは言わないだろう。まして私が色ボケしてるとなれば我慢するだろう。それで母が幸せならと思うだろうから。

そう言う想像ができる今のうちに、「色ボケする時は子供を置いていけよ」と自分自身に誓うことにした。
子連れで男と暮らすには、私はあまりに弱すぎる。