真夏のポスティング

Ｋ女史がある雑誌の記事を見せてくれた。

チラシを配り始めて１年くらいは何の反応もなく「もう辞めようか」と言いながらも女性スタッフで配り続けた所、やがて地元で名前を覚えられ、今では月に２～３件お客からの問い合わせたあると言う同業者の記事だった。

「継続する事がコツと書いてありますね！そうっか～配ってくるかぁ～」とチラシを紙バックにつめる私。。
しかし、外に出ると、モワァ～～ンと言う温風に包まれるのだった。

そう今まで体験した事のない夏のポスティングだった。
これまた、キツイ。。。。(+o+)
高いポストに手を伸ばすと、頭から何かが落ちてきた。
「キャーーーー！！」
落ちたセミがバタバタしている。よく見るとツガイになっていたのだ。驚いて飛ぼうとしたが一緒についたまま落ちてしまったらしい。

短い命なのにごめんよ～・・・＞＜
あんな大声で叫んでも、誰も外を見る人もいない。あまりの暑さでみんな締め切りでクーラーを掛けているのだろう。。。閑散とした夏の住宅街。たまに徒歩で歩くじいさん達もよろよろしてる。
そんなこんなで頭まで痛くなりそうになって、１時間半で事務所に戻ってきた。

「sakeさん！顔まで真赤ですよ！」
「ふぅ～・・外はこんなに暑い事を忘れてました。(+o+)」

前の会社では元社長や営業Ａさんが仕事を取ってくるのが当たり前だったから、営業なんて全然考えた事がなかった。
ある意味、あれはあれでお気楽だったんだ～と今になって分かる。
nanuさんも営業Ａさんも元社長の会社に行く事になりそうで、秀クン、Ｎさん部長も・・・みんな一緒で楽しくしてるのかなぁ。。。。
でも私はもう関係ないことだ。ここでのだ。

そう言えば、数日前に社長が祭りで残ったペットボトルのお茶を会社に差し入れてくれた。大きなペットボトルもあったが、小さなペットボトルのお茶はダンボール２箱もあった。
社長は「これ、一本５０円で買ったんだ、安いだろう～」と私に自慢した。私は何気に裏を見ると【中国産】と書いてあった。
この５０円のお茶を１００円で売り、会社のお中元のビールを１本３００円で売っていた社長の儲けはどのくらいだったのだろうか。（ただし焼き鳥は知り合いにあちこち無料であげていたりしてたので、もしかしたら総合的には赤字だったかもしれない）

そして、次の日にＫ女史が言った。

「sakeさん、あの社長のペットボトル、昨日Ｉさんと私で飲んだんですけど、中国産なんですね。だから私とＩさんはもう飲まないと思います。」
（こう言う事も配慮してちゃんと説明してくれるＫさんなのだった）
「あ、あぁ・・・」←気がついていたが、自分だけ飲まねばいいやと思っている私とはどこか違う。

そんな訳で、社長のたくさんのお茶は数本冷蔵庫に入っているだけで、数日経ってもほとんど消化されていなかった。まぁ今度社長が来た時にあのお茶を出しましょう～とＫさんと語った。

私は今日のポスティングもあのお茶を持っていこうかと思って、５分くらい冷凍していたのだが、やっぱり飲む気が失せ、途中の自動販売機で「天然水」を１２０円で買った。
ただの気分の問題なのであるが。。。。タイミングもよくなかったのよね。

【写真】
アワーズ（AWA'S）飲みました。
こんなに暑いと炭酸系がおいしいですね。