きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

傘だけは

2013-04-01 | 息子keke
最近、傘を二つダメにした。

一つは100均で買った傘で、色がモコと同色でなかなか気に入っていて2本買った。
そのうち1つは置き忘れて(戻って取りにいけない所)それきりになってしまい、残ったもう1つは落としてしまったら、ワンタッチの部品が欠けてしまった。
閉じる時は傘をたたんでホックで巻かなければならず、使えないことはないけど不便である。

もう一つはkekeの傘をダメにしてしまった。
ゴミを捨てに行く時に、何かに引っ掛かって骨を曲げてしまったのだ。
それもしばらくそのまま使っていたが、この前見たら骨が完全に折れていた。

これはさすがにもうダメだと思っていて、とても100円の傘には見えなかったのでkekeに弁償することにした。
そしてピンキリまであるような傘売り場で同じようなものを買おうとしたら、2000円もすることが判明した。いや、たぶんkekeの傘の方がそれより高いような気がする。

私自身は傘(いつ忘れるか持ち去られるか分からない不確かな存在)にそんな大金を払うわけが絶対にないので、kekeがジバラで買ったのだろう、と思い、尚更骨が折れた傘が捨てられなくなった。最初は会社の更衣室で「置き傘」にしていたが、しばらく経ったある日、それを「傘屋」に持っていったら修理してもらえるのでは?!と言うアイデアが浮かんだ。

それからも忙しさに紛れて、しばらく放置してあったのだが、ついに傘屋に持って行くことにした。
店頭には誰もおらず(普段客も居そうに無い)、声を何度か掛けたら、奥からおじいさんがやってきた。修理の値段を訊くと「500円」と言う。
500円で2000円の傘が、ましてやkekeがなけなしの金で買った傘が戻るなら、と喜んでお願いした。

kekeに「あの傘直ったよー」と言うと、ほんとに?と言い、広げてみていた。
そして喜んでいるっぽかったので、「この傘、どこで買ったの?」と尋ねると、「コンビニのバイトをしている時に店長からもらった」と言う。

こうして傘は再び使われるようになった。
昨日出掛ける時、その傘を持っていこうかと思ったけど、万が一のことがあるから、別の傘を持っていった。

そして、みごとに駅の便所で忘れた。駅員さんに事情を話すと、構内に入ってもいいですよと言われたので、取りに行くと、トイレでは中に置き忘れの傘がある、と言う話題になっていた。
「これ私のです、アハハ」と笑って引き返して、「私には高い傘は持ち歩けないな」と思った。