きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

野菜ラーメンをすばやく作る

2014-03-14 | 息子keke
帰ると、kekeが朝のままコタツに座っている。

「パン1個しか食べなかったのか?」と言うとウンと言い、今はおなかすいてきた、と言う。

それじゃ野菜ラーメンでも作るかと思うが、あんかけを一度作るとフライパンを洗わないとならないので、冷蔵庫の中のものと余ったご飯でチャーハンを炒め、それから焼くだけのギョーザを焼き、買ってきたサンドイッチを次々並べて先に食べていいよ、と言うと、半分づつだけ食べている。

「これでラーメン二人前作ると多すぎかなぁ」と言うと「もうラーメン要らない」と言うので、1人前だけ作るかと思ったら、本当にラーメンは1つしか残っていなかった。

頭の中では豪華な野菜炒めを乗せる予定だったが、冷蔵庫をあけても白菜と人参と玉ねぎしかなく、しかも使いようのないカニカマも入れたら、それがバラバラになって汚らしい半端な麺みたいで、見栄えも悪く(やっぱりkekeには作らないでよかったかも)と思いながら、自分のラーメンにした。

ラーメンは翌朝まで残せないから先に食べていると、kekeがやっぱり食べるかも・・・と言う顔をしているので、「これ食べていいよ、私サンドイッチもチャーハンもあるから」と言うと、案外おいしそうに食べている。
(人があとで食べているものって、おいしそうなんだ。)


ここでレシピを紹介すると、

1.豚バラ肉をテフロンのフライパンの上でキッチンバサミで切りながら広げ、油も敷かずにそのまま弱めの火にジリジリ火にかける。(時間が無い時は、切ってる最中から火をつけて焼き始めても良い)肉を弱火でジリジリ焼きながら、上に書いた野菜を適当に切る。

2.油がだんだん出てくるのでそれぞれひっくり返したりしながら、1の野菜をドバッと乗せる。バラ肉がカリカリっぽくなったら、全体を混ぜて炒める。急ぐ時はフライパンの蓋をして蒸すのもあり。

3.調味料は、酒、水、中華スープの素(やや多め)、砂糖(隠し味的に少し)、塩コショウ、あればチューブのしょうが少々、ごま油をたらす。

4.ここで味見(主に塩コショウの分量を見る為)。あれば仕上にオイスターソースを入れて、もうちょっと味を濃くしたい時はしょうゆを入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけておしまい。

(邪道かもしれないけど、こうやって作ると早いよ。^^;)


ラーメンを食べながら、「これからは手作りも増やしたいな」と言う話をして、「セロトニンとかストレスに強い栄養を取り込もう」と言うことを言っていると、kekeは「セロトニンにはトリプトファンがいいらしい」と言う。
それからそれだけではなくて、ビタミンB6も大切だから自分はデカビタCを時々買って飲んでいる、そういうのはマグロやカツオにも含まれているらしい、と言う。

「kekeはずいぶん詳しいな。栄養の仕事も向いているかもしれないね」と言うと、「資格がなければダメなんだ」と言う。

「4月から専門学校に行くこともできるんだよ」と言うと、そんな決心はつかないそうである。
この1年はのんびり考えてもいいじゃないか、と言うと、もうそんな時間は無いと言う。

週末には車の練習をしてもいいんだよ、運送屋さんなんて向いてるんじゃないかな、車に乗っている間いろんなことを考えられるよ、と言うと、「そうなったら練習する。」そうである。


kekeを産んで3ヶ月したある日、私はへとへとに疲れ、道行くお母さんが誰もかれもが偉大だと気がついた瞬間があった。
バギーを押している人も、子供と手をつないでいる人も、みんなこうして日々夜泣きに起こされ、離乳食を食べさせ、風呂も裸のまま子供に服を着せているのかと思ったら、誰もが偉大に思えたのである。

kekeのような若者は山のようにいるのだろう、とうすうす気がつきはじめ、そちらの親御さんも皆、こんな風に時にキレたり、涙し反省したりしながら、雲をつかむような気持でこの先を歩いているのだろうか。


誰もかれもが偉大に見える。
同じように悩んできた親御さんも、悩んできた若者も。
無駄なものなんて何一つないし、答えもたぶん1つじゃない。

こう言う壁にぶつかるたびに、また1つ賢くなるような気がする。