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きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

見てきましたよ。

2018-02-15 | 読んだ本
「今夜、ロマンス劇場で」

最初は「こんな設定の映画で泣けるのかなぁ~」と思いながら観ましたが、ウルウル涙しました。

私は小説も読まず、映画も観ない人なので・・と言うのは、非現実なことに関わっている心のゆとりが無いんですね。
伝記や歴史(史上の事実)は読むのは、そのような事実があったから。そのような人が実際にいたから。
そういうものに心を動かすことはあるのですが、フィクションは所詮フィクションでしょという気持があるのです。

そう言う意味では映画の中の人が現れると言う設定、その後もちょっと非現実的な設定が「え?」という戸惑いもありながら、感動しました。

時間も迷わないように前日の試乗コースのまま映画館に行ったので、渋滞に遭うたびに気になりましたが、昨日より早く到着。案の定駐車場から映画館に入るのに迷ってしまい、そこらの荷物を運んでるニイちゃんに尋ねて映画館に行く行き方を教えてもらったり、チケットも買い方が分からず、「初めてですが券はどうやって買うんですか?」と尋ねたり、自販機が無いのに驚いたりしましたが、10分前にはトイレも済ませて座席に着けました。(^_^;)

買うと高いからと思って、おつまみナッツを持って行ったのですが、映画の前のCMで「持ち込み禁止」というのを見て慌ててしまいました。自販機がないので仕方なく290円でお茶を買いましたがほとんど飲まないままでした。290円でSサイズだったのですが、結構量があって私には飲みきれないような量でした。

映画のあらすじは書けないので、他の事を書きますと、この映画がそうなのか映画はどれもそうなのか分かりませんが、色がとてもきれいでした。
お地蔵さんがある草っぱら。最初に目に飛びこんだ時の初々しい黄緑のきれいだったこと。綾瀬はるかが藤の下で飛び回る(?)シーンがあるのですが、そこの藤もすごくきれいだったし、お祭りで売られている風車、映画館の構内のステンドグラス(?)のような内装のはめこんだガラスの色・・・当然ですが、綾瀬はるかのドレス(これがまたいろいろシーンの度にドレスが変わり、その色がどれも私好みで楽しみになる)

映画の中で絵の具をぶっかけられる、というシーンが2度はあったのですが、あれも色が鮮やかで、何の色でもいいって作り方じゃないなと思いました。あらすじだけでなく結構「色」を追いかけてしまいました。(^_^;)
それから雨のシーン、雪が舞う、桜が舞う・・・それも主人公の気持に効果的に流れてて、映画ってきっとどれもそうなのでしょうけど、うまく作られているなぁ~と思いました。雨だからこそ余計情感が現れると言うか。

昭和35年が舞台(私が生まれる前だ)なので、街も服もレトロなのがまたいい感じ。
綾瀬はるかのドレスもどれもレトロ風ながら、「時代遅れ」という感じではないのが、またオシャレ。

本田翼さんって、今まで芸能ニュースでしか見たことが無くて、ボイッシュな若い人というイメージだけだったけれど、きれいな人ですね。「この人きれいだけど誰かしら?」って思いながら観てました。
あと、あの偉そうな一流スター役の人も誰なんだろう(名前が分からないのだから調べようがない)、面白い味を出してました。最初は上から目線の変な奴と思いましたが、あの人も結局誰もこらしめない悪い人では無かったようです。(確かにみんないい人達)

(レディースデイなのにこんなに少ないの?)と思うほどガラガラでしたが、最後の俳優さんの名前が出終わるまで誰ひとり立つこともなく、誰も何も言わないまま黙々とそれぞれ帰ります。(それも初心者には不思議な光景)

映画をあまり観ないので比較・検討ができませんが、うん面白かった。綾瀬はるか好きだし。
あのおじいさん役の人も初めて見た人だけど、検索したら紫綬褒章もらっている人だったんですね。そんな偉大な人だったとは。

一人でTVすらあまり観たくない人なので、お金払って(飲み物も持ち込めずに)映画?と思うのですが、こういう機会をこうしてでも作らないと話題が広がらない人なので、月イチぐらいでこれもいいかもと思いました。(コミニケーションツールとして)

たしかに出てくる人がみんないい人で、ほんとだったら、もっとあの立場だったら嫉妬したり、ああいう人だったらもっとオレ様だったりするのでは?と心が荒んでいる自分は思うのだけど、それがまたうまくまとまって、うまく映画になっているんですね。
これを言ってはどうかと思いますが、心の中の純愛って、こういう風に現実離れした設定にしなくては表現できないのかもしれないような気がしました。