その日は家に帰ると、kekeはラックを組み立てていた。高さが合わなかったから新しい足を買ってきたのだという。
そして、自分の部屋にあったモニターとスピーカーをセットした。(自分の部屋を広げたいのだと言う。)
「ちょっとしたホームシアターだね。」と言うとウンと言い、「今までこの画面で何してたの?」と言うとゲームとかと言い、もうこちらに置いていいのだそうだ。そして「これ」と言うと「アマゾンプライムに入っているから無料のものは見れる」と言い、アニメをスタートさせた。
アニメ「ゆるキャン△」
このアニメは1人の女子高校生が、ワッセワッセと自転車をこぐ所から始まる。これから本栖湖へキャンプに行くのだ。その子は1人で冬にキャンプするのが趣味。いろんな道具を揃えて自転車で目的地に向かう。そして富士山の写真を撮ったりしながら、そこで偶然出会ったキャピキャピしたにぎやかな女の子と出会い、だんだん仲間が増えて、みんなで(時にはソロで)キャンプを楽しむ漫画である。
このアニメを見ながら「女子高校生がこんな夜中に1人でキャンプって危ないのではなかろうか・・」「こんな荷物積んで自転車で本栖湖までってキツイよね」「親もよくまぁ1人で行かせるよな」「このキャピキャピした子、やたらうるさくね?」とか突っ込んでいる自分がいるのだが「kekeの好きなアニメなら」と黙って2人で観るのだった。
kekeは「この子(志摩りん:左から2人目)は1人でキャンプする子なの。」と言うので「みんなではしないの?」と言うと、「最後の方ではするよ。」と言う。
そして1話を観ると、じゃあと自分の部屋に戻って行った。。。。。
翌日、私は前日の聖地巡礼ですっかり疲れて、家でゴロゴロしていた。そして「どうせ家にいるならあのアニメをもうちょっと観ようかな」と思った。
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なんと!ここで12話全部観てしまった!!!
山梨県笛吹川フルーツ公園はOMさんが「桃がきれいなの、いつか行ってみたいわ」と言っていた公園だし、ほったらかし温泉は温泉雑誌に乗っていた一度行ってみたい温泉だった。新しい汚れない信玄餅の食べ方や、ご当地お菓子も出てくる。
kekeはす~っと部屋にやってきて、「あ、ここは高ボッチ高原ね」と言い、「この前の本(死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編)にあったよ」と言い、ペラペラペラとめくり、「ここのこと。」と言う。
「死ぬまでに行きたい!日本の絶景(日本編)」/詩歩さん著より
高ボッチ高原の写真。
へぇ~~
私は山道が苦手なので(軽だし)、高ボッチ高原は行けそうにないけれど・・・興味しんしん・・・(ツアーとかあるのかな)
12話まで観終わって、すっかり「ゆるキャン△」のとりこになってしまった。。。
(オーム真理教のようなのもこうしてずっとビデオを見ているとその世界に入ってしまうのだろうか・・。)
富士山はきれいだし、ご当地ものは出てくるし
チャチャっと作るキャンプ飯もおいしそう~~
そして何より
ここに出て来る場所だったら、kekeがついてくるのでは・・・と、目がキラリンと輝くのだった。。。
そのうち行っちゃおうかな~~身延町~~
その前にアニメをもう一度観ないとね?