日本エッセイスト・クラブ編の、87年版のベスト・エッセイ集をインターネットで安く手に入れた。59編のエッセイが紹介されているが、錚々たるお歴々の名前が並んでいる。毎年ではないが、「とり」をとった人の作品名が、その年のエッセイ集の書名に使われていることが多い。87年のとりは出久根達郎氏であり、作品名は「おやじの値段」。読み進んで行くうちに、この作品はすでに読んでいることに気がついた。おかしいなと思って本棚をひっくり返すと、氏のエッセー集「思い出そっくり」の中にあった。改めてベスト・エッセイ集を眺めてみたら、氏の紹介に「芳雅堂」主とある。なるほど、なるほど・・・直木賞受賞(93年・佃島ふたり書房)以前にこんな処に顔を出されていたのだ。
吾がサイトでもご紹介しているK氏は、「警視総監賞」に続いての掲載を狙って頑張っておられる。実はその結果を知っているのだが、伏せておこう。
その洒脱な文章は、出久根氏に相通ずるものがある。
吾がサイトでもご紹介しているK氏は、「警視総監賞」に続いての掲載を狙って頑張っておられる。実はその結果を知っているのだが、伏せておこう。
その洒脱な文章は、出久根氏に相通ずるものがある。