津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

ガハハの人たち

2006-05-08 18:57:57 | 徒然
 本を読みながら、その内容で「ガハハ・・」と笑う事は滅多に無かろう。
久し振りに取り出した、藤沢周平氏のあるエッセーを見たとたん、「ガハハ・・」を、やってしまった。氏のお母さんは、大変テレビがお好きで、野球等も御覧になったという。「旦那一塁とはなんだ?」そのうちに旦那は二塁に進んだという。「それは旦那じゃなくて、ランナーだよ」と氏が解説したという・・・落語のような話、ガハハである。

 漫才の島田洋七氏のお母さんも、中々面白い人だったらしい。その生き様は島田氏の手により小説になり、そして映画(佐賀のがばいばあちゃん)になった。彼はお母さんをだしに一儲けしたようだが結構なことだ。兎角暗くなりがちな貧乏生活も、このお母さんをして元気に乗り越えられたのだろう。洋七氏のお母さんの話もまたガハハものである。
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「信長ぎらい」

2006-05-08 12:03:04 | 徒然
 昨日のTVでは、「好きな偉人ベスト100」とかが、放映されたみたいだが見ていない。残念とも思わないが、「信長」はどうだったのだろうと言う興味はある。好きという範疇の人では無いのかもしれない。敬愛してやまない藤沢周平氏は、「きらいだ」と仰る。その業績は評価した上で、理由は只一つ「殺戮」だと言い切られる。氏のエッセー「ふるさとへ廻る六部は」の中の「信長ぎらい」に書かれている。いろんな著者による、信長に関しての著書は沢山有るが、著者は「好き」「嫌い」にどう折り合いを着けているのだろうか。私にどうだと問われると、二者択一では返事が出来ず、藤沢先生が言われるところの「業績」を評価して、ぶつぶつ言い訳をするのだろう。山崎駿氏の「信長」も、大変好意的に信長をとらえているが、氏に「好きか、嫌いか」を問えば、同じなのではないかと思うのだが。歴史サイトを覗くと、男女を問わず「信長大好き人間」が随分多いことに気付く。藤沢周平氏から「どうだ」と問われれば、多分皆言葉に詰まってしまうのだろう。そんな信長だが、偉人であることは間違いなかろう。
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