津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

部分御舊記の目録

2009-08-17 19:11:20 | 歴史
 過日、熊本の古い古書籍店J堂から古書目録を頂戴した(感謝)。詳細に見せていただくと欲しくてたまらないものが何点もある。処がなんとも高価で年金生活者としては奥方を説得するには至難の業である。熊本縣史料近世編が三冊揃って出ているが・・・ムムム
これはなんとも手が出ない。

 別に悪あがきをしているわけではないが、この三冊の目録を当サイトでご紹介し様と、タイピングの真っ最中である。この三冊は『部分(ぶわけ)御舊記』と呼ばれ、寛永期前後の細川藩の政治・経済・文化並びに幕府及び諸藩の事件などが取り上げられている。2000数百ページに及び活字化された、大変貴重な史料であるがその内容は通常窺い知る事が出来ない。ならば目録だけでもご紹介し様という目算である。これまた、何時になれば終了するのかわからないでいるが、小生も目録を作りながら再確認のよい機会だと思い、度々立ち止まりながらの作業を進めている。
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読書「紀行西南の役」

2009-08-17 17:47:43 | 書籍・読書
 車を走らせていると、歴史には余り興味がないという知人が、西南の役に関する遺跡などにやけに詳しい事にきずいた。「地元の事だけんな・・」と言う。いろいろ話しをしているとどうも付いていけない。
 帰宅してから、「これはまずい」と思い立ち、本棚から古い本を取り出した。
清水幸義著の「紀行西南の役」である。(昭和48年購入・PHP研究所発行初版本)清水氏の略歴を見ると「十津川」という作品で芥川賞候補になった実力派である。同人誌仲間から土方(どかた)というニックネームで呼ばれた体躯で、大好きな国鉄の鈍行列車であちこち動き回っておられる。この作品も、都合三度にわたり現地を歩き回っての事であるから、史料を引っ掻き回しての小説などとは異なる真実が見て取れる。
 読み始めると「西南の役」について、余りにも知らなさ過ぎる事に呆然としている。
時折お尋ねがあって、ご先祖様が従軍したとか、埋葬されている場所がわからないとか、いま尚精神的・物理的に重荷を負っておられるお宅がある事に驚かされている。そういえば亡母の実家T家の某氏も、宮崎で捕われの身となって獄死したが、賊軍の身としての死は、その墓のありかされ定かではない。いささか私の守備範囲からかけ離れてはいるが、じっくり勉強をせずば成るまいと思い至っている。

 参考サイト(植木町HP)
     http://www.town.ueki.kumamoto.jp/seinan/index.html
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