過日■「瀬戸内海路」について を書いた。ここでご紹介した絵図について鶴崎在住のF様から40数枚の写真のデータをお送りいただいた。
誠にありがたいことで深く感謝申し上げる。それぞれの写真に相当のスケールの違いがあるのでプリントアウトして簡単につなぎあわせるという訳にはいかないが、プリントを微調整してなんとか完成できないかと頭を悩ませている。
慶長・元和期の京阪への旅や、それ以降の参勤などによる人の動きを瀬戸内という海に視点を置くと随分と興味深く思えてくる。
また多くの船頭や加子達の生活ぶりは如何様なものであったろうかと考えるのである。
かって鶴崎の御舟歌についていろいろ取り上げたことがある。鶴崎の剣八幡神社の大野川に藩主の御座船を曳航する模様が描かれた絵馬が有名だが、これをみると鶴崎の船頭たちが藩主の無事な帰港を歓び、朗々と御舟歌を歌う様が目に見えるようである。
残念ながらこの御舟歌のメロディーは失われたといわれる。
実はご厚誼をいただいているブログ「徒然なか話」のF様が、私のブログをご紹介いただくと共に面白い御説を挙げておられる。肥後の殿様の参勤と御船歌
音楽的才能がない私はこの楽譜から全くメロディーが浮かんでこないのが残念なのだが、歌詞をみると鶴崎の御舟歌に共通する部分も見受けられ、御説ごもっともと思うのである。また Finale NotePad にオタマジャクシを打込んで、なんとかこの曲を聴いてみたいと思っているのだが・・・・・・・