津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■通潤橋国宝指定へ

2023-06-24 06:27:29 | 熊本

             
           ゆんフリー写真素材集・No.2799から引用

 重要文化財の指定を受けていた山都町(旧・矢部町)の通潤橋が国宝指定になるようだ。おめでたい限りであり地元はさぞお喜びのことであろう。
私の年代は矢部町の方が通りが良いが、かってこの地は阿蘇氏の居館「浜の館」が有りまさに山の中の都「山都町」となった。
奥方の実家が宮崎の延岡という事もあり、矢部経由で何度も通ったことがある場所だが、通潤橋や阿蘇氏の浜の館跡を拝見したのは一二度のことである。壮大な水のアーチの姿は見たことがない。
嘉永7年(1854)矢部手永の惣庄屋の布田保之助により、水を得ることのできない白糸地区に灌漑をするために3本の水管を通すこの石造アーチ橋が築造された。
肥後の石工集団の実力は名高く、各地に石橋が設けられているが、その技術の頂点にあるのがこの通潤橋である。
熊本大地震で被害を受け、その後の大雨に於いても更なる被害を受けたがその修復も終わり昔の雄姿が蘇った。
そのタイミングを受けての今回の国宝指定の発表となったように思えるが、又多くの人々が訪れることになるのだろう。
水が落とされるシーンを見てみたいと思うが、さて爺様の望みは叶うだろうか?                 

コメント (2)
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