本山賢司『[図解]さかな料理指南』(新潮文庫)を買った。
著者の本職はイラストレーターなので、作り方が図解されているのは当たり前として、料理が趣味のオヤジとしてのスタンスで書かれているのが面白い。分量とか時間もろくに書いていないので気が楽。きっと邪道な作り方もあるのだろうけど、読んでいると魚市場に行きたくなるのでまあよいことにする。
まず、旬が冬から春のきんめだいを使って、「トロ煮」と「カマの味噌漬け」を作ることにした。
浦安魚市場の「大信」で両方調達。すこし値引きしてもらった。
「トロ煮」。ふつうの煮付けと違って、ダシ汁で煮るのが変わっている。あとは塩と醤油、最後に水溶き片栗粉。
新鮮なので生姜はなし。
身離れがよくて、皮の裏側がとろとろしてとても旨かった。
それから「カマの味噌漬け」。酒で溶いた味噌(自家製)をすり込んでおいて、ガスオーブンで200℃、30分。
あまり食べるところがない。もともと目玉は気持ち悪くて食べないので・・・。
今度はあら汁にすることに決めた。ただ、焼けた味噌も少ない肉も旨かった。息子は夢中になって探索していた。