『御万人の心』の小橋川共男さんによる、泡瀬干潟の写真展が、銀座の柴田悦子画廊で開催されている(>>リンク)。埋立の危機にある沖縄有数の干潟が、三番瀬や盤洲干潟とどのように違うのか写真で観てみようと思い、覗いてきた。
一見して、比較するとか何とかいう以前に、とても豊穣な(サンゴの有無だけではなく)自然の姿が提示されていることがわかる。ミナミコメツキガニの大群、コアジサシの雛、海の中にゆらゆらと立つウミエラ、タツノオトシゴ、ウミニナ(「海のチンボーラ」の、踏むと痛いチンボーラ)、トントンミー、ムナグロの群れ、コブヒトデなど、ひとつひとつの写真が素晴らしい。次の訪沖時には、泡瀬にも足を運びたい。意味を失った土建工事に脅かされる自然のひとつだ。
写真を見終わらないうちに、「泡盛は好きですか」と、いつの間にか主催者と観に来たひとたちの酒宴となってしまい、当然のように自ら巻き込まれた。今帰仁の泡盛や南米のマンゴーなど、なぜか旨いものをいただき、2時間くらい与太話をして過ごしてしまったのだった。
最終日の7/27(日)夕方16時からは、ギターの佐藤正美さんの無料ライヴがあるそうだ。