Sightsong

自縄自縛日記

『恐怖劇場アンバランス』の「夜が明けたら」、浅川マキ

2010-01-20 01:49:15 | アヴァンギャルド・ジャズ

円谷プロが『怪奇大作戦』の後に製作したドラマ、『恐怖劇場アンバランス』。実際に観ることができたのは数年前、「チャンネルNECO」で放送したときだ。もうDVD化されているが、そのときの録画は大事に持っている。

第7話「夜が明けたら」(黒木和雄!)は、タイトルを浅川マキの名曲から取っただけでなく、ライヴハウスで実際に浅川マキが歌う場面がある。吉田拓郎が聴きにきていたという曲である。1973年だから30歳ころ、当たり前だが若い。可愛いという印象さえ受けてしまう。

このあと変貌を続ける音楽家・浅川マキだが、フォーク+アングラといった雰囲気のこの頃も悪くない。私がはじめて浅川マキを観たのは1995年ころだから50代前半だったわけだ。年齢不詳で、亡くなってからはじめて判った。

数少ない浅川マキの貴重な映像である。

●参照
浅川マキが亡くなった
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』
浅川マキ DARKNESS完結
ハン・ベニンク キヤノン50mm/f1.8(浅川マキとの共演)
オルトフォンのカートリッジに交換した(『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏者たちのOKをもらった』)
浅川マキ『闇の中に置き去りにして』