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自縄自縛日記

加納啓良『東大講義 東南アジア近現代史』

2013-05-17 00:39:01 | 東南アジア

加納啓良『東大講義 東南アジア近現代史』(めこん、2012年)を読む。

近代以前の歴史をざっと眺めたあと、欧米の植民地時代からはじめて現代までを解説する本。

何しろ地図やグラフが多く、大変わかりやすい教科書になっている。通読するにも、脇に置いておいて調べるにも良い。

わたしの感覚では、東南アジアを足繁く訪れる仕事人でも、その9割以上は碌に歴史を知らない。何らかの形で東南アジアに関わる人には、ぜひ。

●参照
早瀬晋三『マンダラ国家から国民国家へ』
中野聡『東南アジア占領と日本人』
後藤乾一『近代日本と東南アジア』
白石隆『海の帝国』、佐藤百合『経済大国インドネシア』
梅棹忠夫『東南アジア紀行』
鶴見良行『東南アジアを知る』
波多野澄雄『国家と歴史』
伊藤千尋『新版・観光コースでないベトナム』
坪井善明『ヴェトナム新時代』
石川文洋『ベトナム 戦争と平和』
末廣昭『タイ 中進国の模索』
ラオス、ヴィエンチャンの本