Sightsong

自縄自縛日記

ニューヨークのハンバーガー、とか

2014-07-03 06:24:01 | 北米

ニューヨークのハンバーガーがどれほどのものか、試さなければならない。そんなわけで、チェーン店では食べないことをポリシーとして、いくつか評判の店で食べてみた。情報源は、「Village Voice」誌の「Best Hamburgers」記事と、「Pen」2012/6/1号の「男のニューヨーク特集」(笑)。

◆ P.J.Clarks

フランク・シナトラが常連でいつも同じ席で食べていたという店。カウンターの空き席を見つけ、忙しそうな店員をつかまえて、「キャデラック・バーガー」を注文。名付け親はナット・キング・コールだとか。

期待してかぶりついたが、いや、別に・・・。肉があまり熱くないのがどうも・・・。

◆ Whitmans

場所にちなんだ「East Villi Cheese Steak」を注文。出てきて仰天、肉とチーズが冗談みたいにふんだんに使ってある。しかも熱々。どちらかといえばホットドッグだ。食べ始めると中身がぼろぼろ落ちる。これは旨い。

気に入って、別の日にも立ち寄ってみた。今度はふつうのハンバーガーを注文。ふつうの味だった。卵の黄身が垂れて困った。

◆ Treehaus

宿の近くにあるデリ兼ファーストフード。窓際でさあ食べようとサンドイッチのケースを開くと、朝食にしては大きい。別の日に昼食のバーガーを注文しケースを開くと、輪をかけて冗談みたいに大きい。なんでこんなことをするのか。結局、夜もまったく空腹にならなかった。

この店の2階では「MEN」を供しているようで、興味を抑えきれず、「SUKIYAKIなんたら」を食べてみた。椎茸の煮つけやメンマやチャーシューが入っていて、唐辛子が勝手にかけられている。ちょっと奇怪な気もしたが、これが悪くない。キッチンカウンターにはそば粉とそば打ち台があった。

◆ Katz's Delicatessen

パストラミサンドが名物のようだが、大きな山のようなそれを食べている人びとの姿を見て戦意喪失。チーズバーガーを注文した。

まあ、ふつう。

◆ Corner Bistro

ほどよい大きさ、垂れる肉汁。凝縮感あり。旨い。

◆ 結論

デカすぎる。太った人が多いのも当然だ。パンがことごとくフニャフニャに柔らかく、香ばしく焼くべきである。以上。


アンディ・ウォーホルのファクトリー跡

2014-07-03 02:39:43 | 北米

アンディ・ウォーホルが活動空間として作った「ファクトリー」のビルは、もう潰されていて存在しない。宿に近いようなので、住所(231 E 47th St)をもとに、それがあったに違いない場所に行ってみた。

近づいてみて思い出した。ジョナス・メカス『ファクトリーの時代』(1999年)において、メカスが思い出の場所を訪れ、散歩する人にそのことを話しかける場面があった。確か、こんな場所だった。戻って調べると、Google Mapのストリートビューでも同じ場所が表示される。

http://blog.goo.ne.jp/sightsong/e/a456dba3c77dfaf80e4fc7d8b206f096

夢の跡は公園と駐車場になり、道端では勤め人たちがホットドッグを買っていた。公園の奥では水が流されていた。