ニューヨークのイースト・ヴィレッジに、チャーリー・パーカーが1950年暮れから1954年10月まで住んだ家がある。住所は「151 Avenue B」。
近くの「Whitmans」でハンバーガーを食べて、ついでに場所を訊ねた。(本人は知らなかったが)すぐにネットで調べ、2ブロック先を左折して1ブロックのところだと教えてくれた。トンプキンス・スクエア・パークを抜けたところの通りは、「CHARLIE PARKER PLACE」と命名されている。
教わった場所の角にある果物店の男に訊いてみると、ああそこだよと目の前のビルを指差す。何だかおかしいと思いつつ観察して、Wi-fiが使える場所に戻って調べてみたところ、やっぱり違う。適当なこと言うなよ!
気を取り直し、駅からあらためて戻った。実際には、その2つとなりにあった。
バードが、妻のチャンと暮らしたのは、「ground floor」、この建物でいえば半地下(正面玄関があるのは「first floor」)。1994年には、アメリカ内務省によって「歴史的な場所」として登録されており、建物にも2つの銘板が貼られている。いまは誰も住んでいないようだった。
北側から家の方に向かう
すべて、ライカM4、Zeiss Biogon 35mm F2.0、Fuji 400H