Sightsong

自縄自縛日記

亀戸の純レバ丼と餃子

2016-05-31 23:42:24 | 関東

先日久しぶりに亀戸を歩いたらまた行きたくなって、平日のランチを亀戸でとることにした。

■ 菜苑

錦糸町と亀戸との間あたりにあって、12時前に着くと既にほとんど満席。「純レバ丼」が有名であり、お店の人や通は単に「レバ丼」と呼んでいる。甘辛味のレバーがどろりとご飯の上に盛ってあり、さらに大量の葱。厨房ではひたすら葱をタンタンタンと刻んでいる。

さほど辛くはないが、混ぜて食べているうちに顔が温まってくる。何で味付けしているのだろう、確かに癖になりそうな。

■ 亀戸餃子

昔何度も食べたのだが、亀戸に用事がない今となってはなかなか寄りづらい。しかも、夜は18時半で暖簾をおろしてしまうため、帰り道に食べに行くことが難しい。そんなわけで久しぶりである。

入ると自動的に一皿目が出てくる。座る人は必ず二皿を食べなければならないルールである。とは言え、ビール瓶の横に皿を積み上げている人が多い。(わたしは愚かにも上の店からランチハシゴをしたので二皿のみ。)

厨房では餃子を焼く音と、ときどき最後に水を差して激しいジュワーという音。これを何年も何年も繰り返していて、旨くないわけがないのだ。サイズは大きすぎず小さすぎず。片面が揚げに近いほど焦んがりと焼けていて、キャベツやニラや挽肉からなる普通の具が詰まっている。これが固まるでもばらけるでもなく絶妙である。思い出しただけでまた一皿追加してもらいたくなる。

ところで今の亀戸には、ホルモン屋と同じように、餃子屋もいくつもある。別の店を含め、亀戸カラーとなっているのかどうか、これからの研究対象である。あっ、蒲田にもまた行って羽根つき餃子を食べないと。

●参照
亀戸事件と伊勢元酒場


パスカル・ニゲンケンペル『Talking Trash』

2016-05-31 09:01:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

パスカル・ニゲンケンペル『Talking Trash』(clean feed、2014年)を聴く。

Le 7ème Continente:
Joris Rühl (cl, amplification)
Joachim Badenhorst (cl, amplification)
Eve Risser (prepared p)
Philip Zoubek (prepared p)
Julián Elvira (pronomos, sub-contrabass fl)
Pascal Niggenkemper (b, composition)

クラリネットふたり、プリペアド・ピアノふたり、「サブ・コントラバス・フルート」、そしてニゲンケンペルのベース。

持続するベースの基底音があり、それが電気とパフォーマンスとによって絶えず胎動し、不穏な生命のサウンドを創りだしている。それに刺激と力を与えるピアノ、不安の歌をうたうクラリネット。怯えながら、葉や苔や柔らかい土を踏みながら、薄暗い森の中を歩いていくような音楽である。

●パスカル・ニゲンケンペル
ハリス・アイゼンスタット『Canada Day IV』(2015年)
ジョー・ヘルテンシュタイン『HNH』(2013年)