本八幡のcooljojoに足を運び、MAGATAMA(2017/4/1)。
MAGATAMA:
増尾好秋 (g)
永武幹子 (p, key)
ノリ塩田 (b)
北井誉人 (ds)
増尾好秋といえば、ソニー・ロリンズとの共演、『本田竹曠の魅力』における印象的な「Hey Jude」のソロなんかを思い出す。しかし、もっとも目立ったキャリアはフュージョンでの活動なのであって、わたしはほとんど聴いてこなかった(『Sailing Wonder』くらい)。そういえば20年くらい前に、テレビで鈴木良雄と「D Natural Blues」(ウェス・モンゴメリー!)を演奏したことがあって、あれは好きだった。
この日なぜ観にいったかと言えば、永武幹子(「ポスト上原ひろみ」と吹聴しようかと・・・)が出演、そしてそれによって確立された大御所のオーセンティックなサウンドがどのように変わるのか興味津々だったからである。
演奏された曲はほとんど増尾さんのオリジナル。『Sailing Wonder』の曲もあったし、渡辺貞夫や(増尾さんは早大在学中にナベサダのグループに入っている)、ソニー・ロリンズに捧げた曲もあった。
ギターの音色は艶やかで鮮やかなパッセージ。そして期待以上の永武さんのプレイだった。ピアノではほとんど恍惚の表情を浮かべて見事なソロを次々に繰り出し、バンドに刺激剤を注入した。キーボードもやたらファンキーでカッチョいい。いや~、よかった。このような化学変化はライヴのたびに起きるに違いない。
●永武幹子
植松孝夫+永武幹子@北千住Birdland(JazzTokyo)(2017年)
永武幹子@本八幡cooljojo(2017年)