Sightsong

自縄自縛日記

倉田準二『恐竜・怪鳥の伝説』

2017-04-24 23:49:42 | 関東

アマゾンプライムを探索していると、倉田準二『恐竜・怪鳥の伝説』(1977年)があった。

いやー、死ぬほど懐かしい。テレビで何度か観た。しかしその割には、渡瀬恒彦がなにやらカッコつけているところしか覚えていない。

そんなわけで再見してみると、死ぬほどくだらない。恐竜も怪鳥も目を覆いたくなるほどショボい。記憶から抹消されているのも当然だった。ドラマもまた、死ぬほどショボい。西湖の観光映画にでもなったのだろうか。クライマックスはバカバカしすぎて信じられない。なにがラララ―だ。

ちなみに併映作品は、鈴木則文『ドカベン』であったらしい。腰砕け2連発、最強である。


榎本秀一『Owl in Blue』

2017-04-24 08:00:00 | アヴァンギャルド・ジャズ

榎本秀一『Owl in Blue』(Aketa's Disk、2006年)を聴く。

Shuichi Enomoto 榎本秀一 (ts, shakuhachi)
Yuji Fujisawa 藤澤由二 (p)
Keita Ito 伊藤啓太 (b)
Keiichiro Uemura 上村計一郎 (ds)

つい何度も繰り返してしまうアルバム。

榎本さんのけれん味のないストレートなテナーが気持ちよく、ああ自分はこういうものを聴きたかったのだと思わせられる。 スタンダード「Ruby, My Dear」や「Antholopology」は衒いがなくて嬉しいし、オリジナルのタイトル曲「Owl in Blue」でのマイナーの抒情あるスイングもいい。

また特筆すべきは藤澤由二さんのピアノであり、ぱきんぱきんと確信を持ったような旋律を繰り出してくる。やはりタイトル曲でのソロなんて耳が吸い寄せられる。例えても意味がないがミシェル・ペトルチアーニを想起させられたりして。

●参照
藤澤由二+岩山健@本八幡cooljojo