リチャード・グルーヴ・ホルムズ『Spicy』(Prestige、-1967年)を聴く。LPオリジナル盤。
Richard "Groove" Holmes (org)
Gene Edwards (g)
"Boogaloo" Joe Jones (g)
Richard Landrum (conga)
George Randall (ds)
多くの人が愛しているに違いないリチャード・グルーヴ・ホルムズ節。イケイケでオルガンの和音を、一、二の三と重ねてゆき、高みに持ち上げたかと思えば潔くリリースして、また旋律を弾きまくっている。しかも、「A Day in the Life of a Fool」(=カーニバルの朝、黒いオルフェ)、「Work Song」、「When Lights Are Low」、「Old Folks」といった有名曲の数々もすべて独自サウンドに塗り替えられている。いやー、イイなあ。
ここでブーガルー・ジョー・ジョーンズが登場するのだが、まだ実は「Boogaloo」の綽名は付いていない。当時のライナーには「ドラマーではない」と書かれていたりする新人なのだった。まだ個性むんむんではないが、やはりかれの太いギターの音。
●ブーガルー・ジョー・ジョーンズ
ブーガルー・ジョー・ジョーンズ『What It Is』(1971年)
ブーガルー・ジョー・ジョーンズ『Right on Brother』(1970年)