Sightsong

自縄自縛日記

騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』

2019-08-02 00:16:17 | アヴァンギャルド・ジャズ

騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』(地底レコード、2019年)を聴く。

Krassy クラッシー (per, cond)
Mizuho 瑞穂 (vln)
Ippei Kato 加藤一平 (g)
Noriko Nishida 西田紀子 (fl)
Naoki Tenjin 天神直樹 (tp)
Yasutaka Kobayashi 小林ヤスタカ (ss)
Hideki tachibana 立花秀輝 (as)
Naoki Nishimura 西村直樹 (b)
Goku Nonaka のなか悟空 (ds)

恐怖の2枚組は予想通りというべきか予想なんか関係ないというべきかずっと熱い。ややくぐもった録音の向こう側に、何が何でも生き続ける=演奏し続けるという理性を超えた何かが見え隠れする、というか見える。

各演奏者の見せ場はいろいろある。聴いていると誇示が自然体であろうとどや顔であろうとどうでもよくなってくる。

それにしても、ドラムスや管楽器やベースは直情的に聴こえるのだが、ここにパーカッションやヴァイオリンやギターがずっと介入していて、それが、熱気が内へ内へと籠り続けることによる熱死を回避させているように感じられる。

●のなか悟空
林ライガ vs. のなか悟空@なってるハウス
(2017年)
のなか悟空&人間国宝『@井川てしゃまんく音楽祭』(2016年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』(1988年)