ハンス・コッホ+ヨナス・コッハー+ガウデンツ・バドルット『KOCH-KOCHER-BADRUTT』(BRUIT、2014年)を聴く。
Hans Koch (bcl)
Jonas Kocher (accordion)
Gaudenz Badrutt (electronics)
しばらくは無音が続き驚くが、やがて三者それぞれにサウンドへの策動を始める。大変な集中力が注ぎ込まれていることは聴けばわかる。内省と外部への表現との往還自体がプロセスとして提示されているようである。
コッホとコッハーとは連続と不連続、ときには断絶をもって近づきあって、達人同士がとても良い呼吸のサウンドを作っている。バドルットのエレクトロニクスが背景でうごめくものとなっていてこれもまた良い。
●ハンス・コッホ
PORTA CHIUSA@本八幡cooljojo(2018年)
ポルタ・キウーザ『because life should be so wonderful (I)』と大阪でのライヴ(2014、18年)
●ヨナス・コッハー
DDKトリオ+齋藤徹@下北沢Apollo(2018年)
DDKトリオ@Ftarri(2018年)
DDKトリオ『Cone of Confusion』(JazzTokyo)(2017年)