Sightsong

自縄自縛日記

ファビアン・アルマザン『This Land Abounds With Life』

2019-08-12 15:16:49 | アヴァンギャルド・ジャズ

ファビアン・アルマザン『This Land Abounds With Life』Biophilia Records、2018-19年)を聴く。

Fabian Almazan (p, perc, electronics)
Linda May Han Oh (b)
Henry Cole (ds)
+ (track 8)
Megan Gould & Monica Davis (vln)
Karen Waltuch (viola)
Eleanor Norton (cello)

ファビアン・アルマザンはどのへんが凄いのかいまひとつ腑に落ちないのだが、このような解像度が高く現代的なピアノトリオは悪くないなと思う。

●ファビアン・アルマザン
マリア・グランド『Magdalena』(2018年)
アダム・ラーション@Smalls
(2015年)
ジャスティン・ブラウン『NYEUSI』(2015年)
ジム・スナイデロ『Main Street』(2014年)
テレンス・ブランチャード『Magnetic』(2013年)


大村亘トリオ@新宿ピットイン

2019-08-12 12:02:47 | アヴァンギャルド・ジャズ

新宿ピットインで大村亘トリオ(2019/8/11)。

Ko Omura 大村亘 (ds, tabla)
Jun Furuya 古谷淳 (p)
Yutaka Yoshida 吉田豊 (b)

大村さんのドラムスは少なからず鮮烈だった。叩き方は決して一様にならず(一様を続けるカタルシスだってあるわけだ)、次々になで斬りをしていくような鋭さがある。南斗水鳥拳のレイみたいだ。シンバルの響きに次の響きを重ねる音なんて素晴らしい。タブラにも惹かれた(もっとアンプを効かせてほしかったけれど)。

古谷さんのピアノはまるで濁らず、ためらいのない鮮やかなフレーズがいちいち嬉しい。ダンディにベースを刻んでいく吉田さんも含め、このトリオをまた聴きたいと思った。

●吉田豊
村上寛@池袋Independence(2018年)
レイモンド・マクモーリン@Body & Soul(JazzTokyo)(2016年)


障子の穴 vol.2@ZIMAGINE

2019-08-12 11:19:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

南青山のZIMAGINE(2019/8/11)。はじめて来た。

Midori Kurata 蔵田みどり (vo)
Kosetsu Imanishi 今西紅雪 (箏)
Masami Sakaide 坂出雅海 (b, ipad)
guest:
Kazuto Shimizu 清水一登 (p, key)

ファーストセットはいろいろな組み合わせのデュオ、セカンドセットは全員。

4人のうち半分がヒカシューという面白さがあって、坂出さん、清水さんのプレイはエンターテイナーとして最高。蔵田さんのヴォーカルははじめて聴いたけれど、コミカルに攻めまくったり、エフェクトによって別宇宙の住人になったり、波動で鼓膜をびりびり震わせたりと、振れ幅が大きくて驚いた。紅雪さんはグリッサンドでサウンドのあちこちに色を付けてゆく(ときどき下を向いて笑い、ひとりでこっそり愉しんでいるようにみえた)。

なかなか思いもよらない世界でとても面白かった。

ところで、清水さんのオリジナル「エチオピア」は、同国の95歳のピアニスト、エマホイ・ツェゲ・マリアム・ゴブルー(Emahoy Tsegue Maryam Guebrou)や、サックス奏者ゲタチュー・メクリヤ(Getachew Mekurya)にインスパイアされたもののようで、興味津々。

●今西紅雪
今西紅雪「SOUND QUEST 2019 〜谺スル家〜」@千住仲町の家(2019年)
タリバム!+今西紅雪@本八幡cooljojo(JazzTokyo)(2019年)
ピーター・エヴァンス@Jazz Art せんがわ2018(JazzTokyo)(2018年)

●清水一登、坂出雅海
クリス・ピッツィオコス+ヒカシュー+沖至@JAZZ ARTせんがわ(JazzTokyo)(2017年)
ヒカシュー@Star Pine's Cafe(2017年)