2010年7月28日、座・高円寺。
原田依幸 Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
トビアス・ディーリアス Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
ルイス・モホロ Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
ルイス・モホロ Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
トリスタン・ホンジンガー Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
セルゲイ・レートフ Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
トリスタン・ホンジンガー Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
セルゲイ・レートフ Leica M3、Elmarit 90mmF2.8(初代)、PRESTO 400(+2)、ケントメアRC、3号フィルタ
【再掲】
座・高円寺で、「KAIBUTSU LIVES!」を観た。原田依幸(ピアノ)、鈴木勲(ベース)、ルイス・モホロ(ドラムス)、トリスタン・ホンジンガー(チェロ)、トビアス・ディーリアス(テナーサックス、クラリネット)、セルゲイ・レートフ(ソプラノサックス、フルート、小笛)という強力メンバーであり、前回(2007年)に比べると、ベースがヘンリー・グライムスから替わり、さらにセルゲイ・クリョーヒンとも共演したレートフが加わっている。
またしても1時間ずつ2回のフリー・インプロヴィゼーション大会。このような場に居合わせると、嬉しくて心臓の鼓動が激しくなることがある。
レートフは時にチャルメラのようなソプラノサックスを吹きまくり、このメンバーの中でも目立っていた。ディーリアスのサックスは野犬が吠えるようだった。原田依幸のピアノを聴くのは前回以来だが、相変わらずナマナマしく暴れていた。鈴木勲のベースとなるともっと久しぶりだが、ダンディな早弾きソロが存在感を示していた。しかし何といっても、今回素晴らしいと痛感したのは、ホンジンガーとモホロだ。
ホンジンガーのチェロは、祝祭的としか言いようのない奇妙な中間音とメロディーであり、他のプレイヤーのソロに絶妙に斬り込んで行く。アンコールでは高揚してヴォイスで参加していた。そしてモホロは「剛の者」。タイトに張ったタイコに、まるでボクサーのように攻め続けた。モホロの魅力に気が付いたのははじめてかもしれない。
●参照
○「KAIBUTSU LIVEs!」をエルマリート90mmで撮る(2007年)
○イレーネ・シュヴァイツァーの映像(モホロと共演)
○現代ジャズ文化研究会 セルゲイ・レートフ
○セルゲイ・クリョーヒンの映画『クリョーヒン』(レートフ登場)
○ICPオーケストラ(2006年、ホンジンガー登場)