アジアにエスニックな響きやン千年の歴史のロマンを感じる人も居れば、もうちょっと怪しい魅力に惹かれる人も居る。異性関係も含めて…
アジアの旅行者…と言うよりは放浪者…の間ではたぶん知名度の高い著者は、一般的に見れば日本の社会をドロップアウトしたダメ人間。バンコクよりさらに深く、生活費の安いカンボジアはプノンペンに「沈没」している超ダメ人間。その辺の暮らしぶりなどを記した本を何冊も著しているので、その印税で生活しているんだろうか…?
この本に纏められた(概ね)一国一編のストーリーは、ごくごく普通の生活をしている人(含む自分!)からはトンでもない、心底どうしようもない出来事の羅列である。と同時に、こんなロクでもなく凄まじい環境でも人間は暮らしていけるのかと妙に感心したりもする。
アジアには、このように世捨て人みたいな生活にハマっている日本人が結構いるらしい。単にバンコクに「沈没」している程度であれば数百人は居るんじゃないかな。そういう生活自体は羨ましいとは思わないが、彼らの時間感覚だけは羨ましいと思わないこともない。
この本を読んで思い出すのは、旅行者の間では有名な、かの落書きの一節。
「豊かな青春、惨めな老後」
この本の登場人物たちの、その後をぜひ追ってみたいものだ。
2007年7月26日 帰宅の通勤電車にて読了
アジアの旅行者…と言うよりは放浪者…の間ではたぶん知名度の高い著者は、一般的に見れば日本の社会をドロップアウトしたダメ人間。バンコクよりさらに深く、生活費の安いカンボジアはプノンペンに「沈没」している超ダメ人間。その辺の暮らしぶりなどを記した本を何冊も著しているので、その印税で生活しているんだろうか…?
この本に纏められた(概ね)一国一編のストーリーは、ごくごく普通の生活をしている人(含む自分!)からはトンでもない、心底どうしようもない出来事の羅列である。と同時に、こんなロクでもなく凄まじい環境でも人間は暮らしていけるのかと妙に感心したりもする。
アジアには、このように世捨て人みたいな生活にハマっている日本人が結構いるらしい。単にバンコクに「沈没」している程度であれば数百人は居るんじゃないかな。そういう生活自体は羨ましいとは思わないが、彼らの時間感覚だけは羨ましいと思わないこともない。
この本を読んで思い出すのは、旅行者の間では有名な、かの落書きの一節。
「豊かな青春、惨めな老後」
この本の登場人物たちの、その後をぜひ追ってみたいものだ。
2007年7月26日 帰宅の通勤電車にて読了