「チケットショップやふおく」で落札したのは、3種類の展示会のセットだった。うち1枚は期間中に行けず紙くずに(泣)。「昭和」のあと最後の1枚が、案内は見たが特に行く気のなかった写真展のものだった。。。が、何が幸いするか分からない。鈴木理策という写真家については名前を聞いたことすらないし、「熊野 雪 桜」という題材に心惹かれるものでもなかったのだが。
会場に入る。カラーで、熊野の自然風景が広がる。緑、水、岩。風景写真は大好きなので、色合い、構図、ピントの置き場所などまで気にしてしまう。気のせいか、女性の参観者が多い。
「熊野」をテーマのエリアの次は暗く狭い通路、そこには那智の火祭りだろうか、暗闇に篝る火と人々が踊る。見ている自分にまで火の粉が降りかかりそうな迫力、補助光なしのためブレてる写真もあるが、それがかえって迫力を増してもいる。
その通路を抜けると眩いほど真っ白な展示場、壁と床の境目すら無いような強烈な白。「雪」をテーマにした写真は、時には壁と一体化して消えてしまうかのように。ふと既視感に襲われる。どこだっけ?なんだっけ?そうだ、このあいだ行った直島(香川)の地中美術館だ。あそこのモネの部屋。
自分が写真を撮るとして、何を選んでどのように撮るのか、どうしてそう撮るのか、考えるのは疲れそうだけど真剣に対峙して撮りたいよな。そう思った展示会だった。
2007年10月18日 東京都写真美術館にて鑑賞
会場に入る。カラーで、熊野の自然風景が広がる。緑、水、岩。風景写真は大好きなので、色合い、構図、ピントの置き場所などまで気にしてしまう。気のせいか、女性の参観者が多い。
「熊野」をテーマのエリアの次は暗く狭い通路、そこには那智の火祭りだろうか、暗闇に篝る火と人々が踊る。見ている自分にまで火の粉が降りかかりそうな迫力、補助光なしのためブレてる写真もあるが、それがかえって迫力を増してもいる。
その通路を抜けると眩いほど真っ白な展示場、壁と床の境目すら無いような強烈な白。「雪」をテーマにした写真は、時には壁と一体化して消えてしまうかのように。ふと既視感に襲われる。どこだっけ?なんだっけ?そうだ、このあいだ行った直島(香川)の地中美術館だ。あそこのモネの部屋。
自分が写真を撮るとして、何を選んでどのように撮るのか、どうしてそう撮るのか、考えるのは疲れそうだけど真剣に対峙して撮りたいよな。そう思った展示会だった。
2007年10月18日 東京都写真美術館にて鑑賞