この連休は出かけずに家に居ることに決めた。そうとなればそれで、することは山ほどある…のだけれど、連休に家に居ようなんて思うくらいだから決して気力体力充実してるわけではなく、何事も緩慢に、、、それでも読書くらいは出来るのだ。
この本は読みやすい。なぜかと言えば、本多勝一の理屈っぽい記述部分が少ないから(笑)。舞台は1969年のアメリカである。1969年はどんな年だったかと言えば、自分自身はさておき(^^;)ベトナム戦争の泥沼がアメリカ国民にも知れ渡り、それを必死にもみ消すかのようにアポロ11号が月に旅立ち着陸した。日本(昭和44年)では東大安田講堂事件、東名高速全通、地下鉄千代田線開通、カネやん400勝などとある。ちなみにこの時に登場した千代田線用6000系電車は、40年近く経った今も全車現役かつ主力である。アルミ合金+サイリスタチョッパ恐るべし…(06系増備しないの?)
そういう時代に半年ほどもアメリカに滞在した著者のレポートとなる本書は、大きくN.Y.ハーレム、南部、先住民(インディアン)居住地の3部に分かれる。どれも興味深いテーマではあるが、とっつき易そうなのはハーレム、刺激的なのは南部じゃないか。クルマで走っててピストルで撃たれるなんて!
今からもう40年近く前のレポートだが、状況は変わっただろうか?N.Y.の町は劇的に治安が良くなった。ハーレム周辺も例外でないと聞く(行った事ないけど)。ただし最近は、黒人よりアラブ系とかへの差別が酷いんじゃないのか。対象が変わっただけで本質的には変わっていない部分があるような気がするがどうだろう?
さすがに南部の白人vs黒人は少しは和らいだだろうか。しかしハリケーン・カトリナで被災したニューオリンズ周辺を見ると、やはり大きな被害を蒙っているのは黒人だけに見えるのは、社会構造が変わっていないからじゃないのか。そう見ると、アメリカの「虐げられた人々」に目を向けたこのレポートは実に的を得ているように思える。なお合「州」国は著者独自の書き方。確かにUnited States...だからね。
なお先住民問題の中に「ルイスとクラークという人」というくだりがあるが、彼らこそ西部探検隊を率いた英雄。オレゴンあたりウロウロしていると、彼らの名前はイヤでも目にする。だからこの私でも知っているのだった。ちなみにほぼ200年前のことで、昨年あたりは200年記念の色々な催し物があったようだ。ヒストリックトレイル、辿ってみたいね。
http://www.nationalgeographic.com/lewisandclark/
10月6日 自宅にて読了
この本は読みやすい。なぜかと言えば、本多勝一の理屈っぽい記述部分が少ないから(笑)。舞台は1969年のアメリカである。1969年はどんな年だったかと言えば、自分自身はさておき(^^;)ベトナム戦争の泥沼がアメリカ国民にも知れ渡り、それを必死にもみ消すかのようにアポロ11号が月に旅立ち着陸した。日本(昭和44年)では東大安田講堂事件、東名高速全通、地下鉄千代田線開通、カネやん400勝などとある。ちなみにこの時に登場した千代田線用6000系電車は、40年近く経った今も全車現役かつ主力である。アルミ合金+サイリスタチョッパ恐るべし…(06系増備しないの?)
そういう時代に半年ほどもアメリカに滞在した著者のレポートとなる本書は、大きくN.Y.ハーレム、南部、先住民(インディアン)居住地の3部に分かれる。どれも興味深いテーマではあるが、とっつき易そうなのはハーレム、刺激的なのは南部じゃないか。クルマで走っててピストルで撃たれるなんて!
今からもう40年近く前のレポートだが、状況は変わっただろうか?N.Y.の町は劇的に治安が良くなった。ハーレム周辺も例外でないと聞く(行った事ないけど)。ただし最近は、黒人よりアラブ系とかへの差別が酷いんじゃないのか。対象が変わっただけで本質的には変わっていない部分があるような気がするがどうだろう?
さすがに南部の白人vs黒人は少しは和らいだだろうか。しかしハリケーン・カトリナで被災したニューオリンズ周辺を見ると、やはり大きな被害を蒙っているのは黒人だけに見えるのは、社会構造が変わっていないからじゃないのか。そう見ると、アメリカの「虐げられた人々」に目を向けたこのレポートは実に的を得ているように思える。なお合「州」国は著者独自の書き方。確かにUnited States...だからね。
なお先住民問題の中に「ルイスとクラークという人」というくだりがあるが、彼らこそ西部探検隊を率いた英雄。オレゴンあたりウロウロしていると、彼らの名前はイヤでも目にする。だからこの私でも知っているのだった。ちなみにほぼ200年前のことで、昨年あたりは200年記念の色々な催し物があったようだ。ヒストリックトレイル、辿ってみたいね。
http://www.nationalgeographic.com/lewisandclark/
10月6日 自宅にて読了