日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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野田 隆 「ドイツ鉄道旅物語」(知恵の森文庫)

2007-10-24 07:07:42 | 本・映画・展覧会
 ここ数年、ヨーロッパの鉄道に乗る機会が多い。と言っても年に2回くらい、それを多いと言うのはおこがましいか。各国の列車は直通運転していても車両、駅、乗務員など、鉄道システムを構成する要素一つ一つに違いがあるのは当然。そうした中で「好み」の国が出てくるのも当然であろう。

 ドイツの鉄道「DB」は今のところ最も好みと言って良いかも。「ICE」カラーのシンプル&クリーンな車両、食堂車へのこだわり、運転系統の複雑な路線網(フランスも鉄道大国だがパリ放射状のネットワークがメインで比較的簡単)、行き止まり式ターミナルの風情、山あり川あり草原ありの沿線、あまり愛想ないけど親切な車掌、、、運行に関しては、意外にもピタリ正確ではないんだけど。

 そうしたドイツの鉄道の構成要素を素敵なイラスト(横溝英一)と共に散りばめ、実際の乗車体験と共に歴史上のエピソードなんかも紹介しちゃう本書は、現地経験ある人なら共感を、行った事ない人には誘いを与えてくれる。ビールとソーセージでも頂きながら読むとなお良いと思いますよ(笑)。

 2007年10月18日 通勤電車の車中にて読了


コメント (5)
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