少し前の日本を訪ねることに興味があれば、きっと宮本常一は避けて通れない。民俗学の巨人などとも言われている偉い先生である。でもそれは立派な肩書きを持つ大学教授という意味ではなく、立派な業績を持つ研究者と言う意味で。
本書はこの偉大な研究者の自伝であると書いて差し支えなかろう。膨大なフィールドスタディの結果ももちろんあるが、どういう経緯でこの道に入ったか、どういうスタンスで調査に臨んだか、どういう人々と交流があったか等を書いているのだから。うーん、やっぱり並の人じゃないと思う。
なるほど、稀代の研究者(きっと研究者と言う言葉も相応しくないんだろうな)であることは分かった。では実際にどういう聞き取りをしてどう纏めたのか、それには他の書を読まなければならない。そういう興味を掻きたてることは間違いない一冊である。
(読了日時&場所は失念)
本書はこの偉大な研究者の自伝であると書いて差し支えなかろう。膨大なフィールドスタディの結果ももちろんあるが、どういう経緯でこの道に入ったか、どういうスタンスで調査に臨んだか、どういう人々と交流があったか等を書いているのだから。うーん、やっぱり並の人じゃないと思う。
なるほど、稀代の研究者(きっと研究者と言う言葉も相応しくないんだろうな)であることは分かった。では実際にどういう聞き取りをしてどう纏めたのか、それには他の書を読まなければならない。そういう興味を掻きたてることは間違いない一冊である。
(読了日時&場所は失念)