日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
お気軽にコメント下さい。

(写真展) 写真新世紀

2009-11-19 22:38:15 | 本・映画・展覧会
 新人写真家の発掘・育成・支援のためにスタートしたプロジェクトで、スポンサーはキヤノン。と言う事で会場の作品は毎年殆どが新しい名前に変わり、いわゆる著名な作品はないと思って良い。先入観なしで好き嫌いを決めたり技巧に見入ることができると言えよう。

 前に似たような何かの写真展を見た時にも書いた感想だけど、まずコラージュとか加工した作品は個人的にダメ。せいぜい多重露光とかトーン変えるとか、許容範囲はその程度かな。被写体や構図で言えば、なに撮りたいんだか何を訴えたいんだか、何が撮影者の心に引っ掛かったんだが伝わって来ない作品が多い。もちろん感性は写真家本人のものなんだけど、それをプリントで伝える術を知ってるかどうかがプロとアマチュアの差なのかもしれないね。

 良かった作品は、働くおばちゃんばかりを撮って並べた「女性賛歌」(安森信)、撮影者=被写体しかも世界中で同じポーズな「オレハ・オララ」(杉山正直)でしたね私には。受賞作のコメントを読むと、あぁやっぱり蜷川実花やアラーキーは自分とは合わないんだなって、作品じゃないのにそう思った。

 自分の好みを再認識するのに格好の機会でした。感謝。

 2009年11月13日 東京都写真美術館にて鑑賞
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2009年11月15日 みちのく仕事旅(2)

2009-11-19 07:58:55 | 旅行・ハイク&ウォーク
 昨日で仕事は終わっているので「仕事旅」と言うのはおかしいが、まぁいい。

 山形に泊まるのが目的だったので起きたらとっとと帰っても良いのだが、もうひとひねりすることにして、ホテルでのんびり朝食のあと午前中は市内散策。でもあんまり見どころ無さそうだなぁと思ったのだが…

 旧山形県庁・文翔館。たまたまホテルから見えて石積み建物の立派さに惹かれて見学したのだが、ここが大当たり!一部はオリジナルではなく復原(と言う文字を使っていた、復元とどう違うんだろう?)ではあるが、外観だけでなく室内の装飾、床仕上げなど見どころ多し。一回り見るのに1時間以上かかってしまった。無料なのも嬉しい。
 http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

 旧山形師範学校校舎・教育資料館。残念ながら休館日で外から建物を垣間見ただけだが、こちらは木造の洒落たもの。
 http://www6.ocn.ne.jp/~ykmuseum/bunkan.html

 山形城址・東大手門。復元したものだが下の石垣の荒々しさと門の白さが対照的。内部公開中でその造りと復元の過程を詳細に解説しているのが見もの。
 http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=101140617618656

 旧済生館本館・山形市郷土館。これも木造だが3階建ての塔を擁し、ユニークな造り。病院として建てられた経緯に由来し、昔の医療器具や教育を中心とした史料を展示。建築物自体と共に興味深い。ここも無料。山形すばらしい!
 http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=879

 …と意外に時間がかかり、昼を過ぎ満足のうちに山形を後に。標準軌を走る在来線電車に揺られ新庄へ。やはり揺れない気がするねぇ。こんな線路にロングシート2両は勿体ない気がしたが、下校の高校生が三々五々降りてゆくと新庄では1両に10人ほどしか乗っていなかった。

 新庄から「リゾートみのり」に揺られ仙台へ。下りは満席とのことだったが上りはガラガラ。と思ったら停車駅ごとにチョコチョコ乗りがあってまずまずの埋まり具合、広い窓から前半は小国川、後半は江合川の車窓を愉しみつつ仙台へ。

 古川で降り東北新幹線に乗り換えれば早く帰れそうだったが終着まで乗りたくて、着いてみたら強風で列車に遅れあり、予定より1本早い「はやて」で帰宅。
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