新人写真家の発掘・育成・支援のためにスタートしたプロジェクトで、スポンサーはキヤノン。と言う事で会場の作品は毎年殆どが新しい名前に変わり、いわゆる著名な作品はないと思って良い。先入観なしで好き嫌いを決めたり技巧に見入ることができると言えよう。
前に似たような何かの写真展を見た時にも書いた感想だけど、まずコラージュとか加工した作品は個人的にダメ。せいぜい多重露光とかトーン変えるとか、許容範囲はその程度かな。被写体や構図で言えば、なに撮りたいんだか何を訴えたいんだか、何が撮影者の心に引っ掛かったんだが伝わって来ない作品が多い。もちろん感性は写真家本人のものなんだけど、それをプリントで伝える術を知ってるかどうかがプロとアマチュアの差なのかもしれないね。
良かった作品は、働くおばちゃんばかりを撮って並べた「女性賛歌」(安森信)、撮影者=被写体しかも世界中で同じポーズな「オレハ・オララ」(杉山正直)でしたね私には。受賞作のコメントを読むと、あぁやっぱり蜷川実花やアラーキーは自分とは合わないんだなって、作品じゃないのにそう思った。
自分の好みを再認識するのに格好の機会でした。感謝。
2009年11月13日 東京都写真美術館にて鑑賞
前に似たような何かの写真展を見た時にも書いた感想だけど、まずコラージュとか加工した作品は個人的にダメ。せいぜい多重露光とかトーン変えるとか、許容範囲はその程度かな。被写体や構図で言えば、なに撮りたいんだか何を訴えたいんだか、何が撮影者の心に引っ掛かったんだが伝わって来ない作品が多い。もちろん感性は写真家本人のものなんだけど、それをプリントで伝える術を知ってるかどうかがプロとアマチュアの差なのかもしれないね。
良かった作品は、働くおばちゃんばかりを撮って並べた「女性賛歌」(安森信)、撮影者=被写体しかも世界中で同じポーズな「オレハ・オララ」(杉山正直)でしたね私には。受賞作のコメントを読むと、あぁやっぱり蜷川実花やアラーキーは自分とは合わないんだなって、作品じゃないのにそう思った。
自分の好みを再認識するのに格好の機会でした。感謝。
2009年11月13日 東京都写真美術館にて鑑賞