乗りテツにも撮りテツにも模型テツにも関係するもの、その1つは線形であろう。雄大なカーブ、豪快な一直線、アップダウン、トンネル…それは見て撮って愉しむ過程を大きく左右するファクターだし、そこを走る車両すら規定する場合がある。
線路配置は鉄道敷設における歴史的背景に左右される。要請される輸送ルート、輸送量、工事の技術力。山から海へ向かうルートは特産物(絹とかね)や砂利・石灰石の積み出しを目的として敷設された鉄道に多く、山を迂回するルートは機関車に力のなかった鉄道初期の必然。おまけとして「我田引鉄」。
色々な車両に乗って多くの線を乗り(つぶして)ゆくのは楽しいが、その時、乗車している線の成り立ちについて知識があればより興味深く車窓観察ができる。ヒントは線路際に立つ各種の標識かもしれない。
本書を読むことで「机上の空想旅行」ができるかもしれないし、実際に旅する時の予備知識を仕入れることもできる。紹介された内容の9割以上は知っていることだったが、読むと「あぁ、そうだったっけな…今はどうなってるんだろう?」と「2度目の乗りつぶし」を始めようかと言う気にさえなりそう。やらないつもりだけどね!とは言え何だか最近、テツ分が濃くなってる気がするんだよなぁ…
2010年4月30日 通勤電車車中にて読了
線路配置は鉄道敷設における歴史的背景に左右される。要請される輸送ルート、輸送量、工事の技術力。山から海へ向かうルートは特産物(絹とかね)や砂利・石灰石の積み出しを目的として敷設された鉄道に多く、山を迂回するルートは機関車に力のなかった鉄道初期の必然。おまけとして「我田引鉄」。
色々な車両に乗って多くの線を乗り(つぶして)ゆくのは楽しいが、その時、乗車している線の成り立ちについて知識があればより興味深く車窓観察ができる。ヒントは線路際に立つ各種の標識かもしれない。
本書を読むことで「机上の空想旅行」ができるかもしれないし、実際に旅する時の予備知識を仕入れることもできる。紹介された内容の9割以上は知っていることだったが、読むと「あぁ、そうだったっけな…今はどうなってるんだろう?」と「2度目の乗りつぶし」を始めようかと言う気にさえなりそう。やらないつもりだけどね!とは言え何だか最近、テツ分が濃くなってる気がするんだよなぁ…
2010年4月30日 通勤電車車中にて読了