原作のコミックを知っているだけに観に行くのを躊躇った作品が機内上映されるのを知り、喜んで観た。
小栗旬の演じる主人公「三歩」は原作よりずっとカッコいい。映画版ではむしろ主人公!?な長澤まさみの「久美ちゃん」はより普通の女の子っぽく(特に最初の方は)。
この映画の何を見るか、が難しい。北アルプスの素晴らしい景色も再三登場する。だがそこだけではこの映画を観る意味がなかろう。山を訪れる人々の人間模様があってこそ。
滑落、落石、悪天候、雪崩…ずいぶん多くの死傷者が出るのだが、決して悪いことではない。山には厳しい現実があることを割とよく描いていると思う。安易に救助を求める登山者、救助隊員に責任を転嫁する遺族…。山には理不尽もいっぱいあるのだ。
「それでも山は素晴らしい」がメッセージだろうが、 この映画を観たお気楽登山者が出ませんように。それと「山屋」さんには突っ込みどころ満載だと思うので大らかな気持ちで観ましょう(笑)。
2011年8月20日 JL407便(東京→フランクフルト)にて
小栗旬の演じる主人公「三歩」は原作よりずっとカッコいい。映画版ではむしろ主人公!?な長澤まさみの「久美ちゃん」はより普通の女の子っぽく(特に最初の方は)。
この映画の何を見るか、が難しい。北アルプスの素晴らしい景色も再三登場する。だがそこだけではこの映画を観る意味がなかろう。山を訪れる人々の人間模様があってこそ。
滑落、落石、悪天候、雪崩…ずいぶん多くの死傷者が出るのだが、決して悪いことではない。山には厳しい現実があることを割とよく描いていると思う。安易に救助を求める登山者、救助隊員に責任を転嫁する遺族…。山には理不尽もいっぱいあるのだ。
「それでも山は素晴らしい」がメッセージだろうが、 この映画を観たお気楽登山者が出ませんように。それと「山屋」さんには突っ込みどころ満載だと思うので大らかな気持ちで観ましょう(笑)。
2011年8月20日 JL407便(東京→フランクフルト)にて