ブログにコミックを読んだ記録は載せていないが、本作は載せようかなと思う。柳田國男の名著「遠野物語」から選んだ数編を水木しげる大センセが漫画にしたもの。GWのドライブ旅行で境港の水木しげる記念館の売店で見つけ買い求めたものだ。
何の予備知識なしでも楽しめるが、原作を読んでいた方が対比ができて面白いかもしれない。活字本を読みながら民話口伝の世界を想像するのも楽しかろうが、慣れ親しんだ漫画の世界で名著をひも解くのもまた一興。
考えてみれば、遠野物語の語り伝え、オシラサマやザシキワラシやカッパなど人に見えたり見えなかったりする登場「人物」の世界観は、水木しげるセンセの得意とする「物の怪」の世界に相通じるものがある。本作は、名著の単なる漫画版に留まらず、漫画家の世界観も加わった新たな「作品」として成り立っている。
2012年7月28日 「お座敷たんばらラベンダー号」車中にて読了
何の予備知識なしでも楽しめるが、原作を読んでいた方が対比ができて面白いかもしれない。活字本を読みながら民話口伝の世界を想像するのも楽しかろうが、慣れ親しんだ漫画の世界で名著をひも解くのもまた一興。
考えてみれば、遠野物語の語り伝え、オシラサマやザシキワラシやカッパなど人に見えたり見えなかったりする登場「人物」の世界観は、水木しげるセンセの得意とする「物の怪」の世界に相通じるものがある。本作は、名著の単なる漫画版に留まらず、漫画家の世界観も加わった新たな「作品」として成り立っている。
2012年7月28日 「お座敷たんばらラベンダー号」車中にて読了