日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
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【写真展】長根広和写真展 「夢の登山鉄道」

2012-08-19 22:42:00 | 本・映画・展覧会
 写真展のテーマが鉄道だろうが航空だろうが関係なかろうが、常にチェックしているEIZOギャレリア。とは言え鉄道がテーマだと見逃すわけにはゆかない。タイトルを聞いて初めは箱根登山か、せいぜい大井川とか黒部峡谷かな、でもアレは登山鉄道とは言いがたいなどと思っていたら大間違い、本場スイスの登山鉄道群の写真でした、お見それしました…

 なんかスイスって縁遠いんですよね、滞在費かかるし、いかにも観光~って感じが似合わないと言うか馴染まないと言うか…なので、見聞きしたことはあるけどどの登山鉄道にも乗ったことはないのです。「それでスイスへ行ったと言えるのか!」ってお叱りを受けそうですが、まぁローマでコロッセオ見てないしミラノでドゥオモ見てないし、パリでエッフェル塔登ってないし…書いてて悲しくなってきた(笑)。

 車両のアップは少なめ、風景の一部に留めた大半の構図は正直オリジナリティに欠けると思います。が、大自然に溶け込み厳しい環境の中で走り続ける登山鉄道を紹介するには、やはりこのスタイルが良いのかなとも思います。駅の写真とか見るとアプト式のラックレール等も見えて興味深いのですけどね。きっとストックの中にはそうした写真もあると思うので、続編を期待したいです…ってここに書かずに、会場にいらっしゃったご本人に言えば良かったかなぁ。会釈しただけで帰ってきてしまいました。

 2012年8月9日 銀座・EIZOギャレリアにて
コメント (2)
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【本】マーク・ブキャナン著・水谷淳訳 「歴史は『べき乗則』で動く」(早川書房)

2012-08-19 05:16:28 | 本・映画・展覧会
 頂き物の文庫本、自分では絶対に手に取ることはなかろうし、頂き物でなければ最後まで読む気力も続かなかった(苦笑)。それくらい畑違いな一冊だった。

 世の中の多くの出来事は、少しずつ「視野」を拡げて見てゆくと発生確率や影響程度が「べき乗」の関係にある…信じられる?確かに、本書で挙げられた研究例ではそうなっているのだけど。

 仮にそうだとして、それで総ての森羅万象社会現象が説明つくと当然そんなはずはなく、であればどれが「そう」でどれが「そうでない」のか、「そう」だとして今は「べき乗」の分布図の何処へんに位置するのか、説明できる?

 着想、と言っては失礼か、膨大な事例検証結果から導き出された結果、は面白いが、過去を幾ら検証したとて未来が完璧に予想されるとは思えないし、仮に予想(予測)されたらつまらなかったり絶望的になったりするだろう。

 こういう研究をする人たちって、どういう知的好奇心から研究してるんでしょうね。

 2012年8月8日 通勤電車車中にて読了
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