日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2012年8月16日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(7)

2012-08-24 21:30:43 | 旅行・ハイク&ウォーク
 終戦の日と知ってか知らずか、香港の活動家が尖閣諸島・魚釣島に強行上陸をした。なぜ海保は事前に阻止しないんだ!?それこそ体当たりしてでも不法入国を阻止すべきではないのか?それが領有権の主張ではないのか?「上陸と言う事実が確認されてから」なんてする必要ないんだよ、領海に入った時点で撃沈されても文句は言われん。

 身柄を確保された5人の上陸者が巡視船で那覇に移送されてきた、その巡視船が自分の乗るフェリーの目と鼻の先に着いた。衛星中継車、記者待ちタクシー、警察バス、そして報道ヘリコプター。写真は、不法入国者を移送してきた巡視船「くにがみ」と我がファーゴです。

 ところで、東京と阪神の2方面を擁するのに超ショボいターミナル、ショボい設備…実は当船を見たことがある。それも台湾・基隆で。新造当時、本船は那覇~石垣~基隆という国際航路に就航していた。まさか10数年経って国内航路で乗船することになるとは。

 帰りもベタ凪ぎ、ビール日和…デッキ(読書&飲酒)→居室(昼寝)→デッキ(読書)と過ごす。日が暮れるころ、行きにも寄港した名瀬(奄美大島)に寄る。鹿児島航路と違って乗り降りは少なく、荷役作業もトロい。

那覇新港1000発フェリー「飛龍21」

船中泊
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2012年8月15日 【旅行】ラストワンピース・沖縄(6)

2012-08-24 07:37:17 | 旅行・ハイク&ウォーク
 今日は那覇までだが、昨日の続きで東海岸を辿ってゆこうと思う。そこまでの山越えは昨日とは異なるルート、R329、じきに辺野古。道の両側に有針鉄線、英語の警告板、道が良くなる。

 ひたすらバイパスをゆくのもつまらないので途中で県道13号、234号と回り道をし、うるま市から県道75号~224号~37号と海沿いのルートを採って「海中道路」へ。平安座島、宮城島、伊計島と渡りおのおのの島内も少し走ってみる。那覇に近いとは言え少々の沖にあるせいか、見事な海の色。浜比嘉島にも渡ってこのエリアを制覇(笑)。

 海中道路を戻ってそのまま県道10号、すぐに16号、33号、85号とめまぐるしく番号が変わる。R329からR331へ、久高島へ行くときバスに揺られた道をまた、しかも自分のクルマで走るとはね。

 前にも行った摩文仁の丘だが、今日は「終戦の日」なので寄ってみようと思う。だが行って思い知らされたことは、沖縄で大事な日は「8・15」ではなく「6・23」だということだった。ともあれ、珍しく今日という日に日本にいるからには、戦没者の霊に合掌である。

 R331をずっと、旧道を走って渋滞に巻き込まれつつ那覇市内へ。沖縄の渋滞は道路の貧弱さもだが運転技術の未熟さにも少なからぬ要因があるように思えてならない。見切りやスムーズな(素早い)発進できなさ過ぎ…

 夜、6月末に東京から転勤したばかりの友人と早速会うとは思いもよらなんだ(笑)、上品な居酒屋で飲み、センス良いフレンチ屋でもう一杯、空腹にイッキ飲みしたせいかフラフラになって帰宿、明日はもう(?)帰らなければならない。ひつまぶし親分ありがとうございました♪

ルートイン那覇泉崎泊

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【本】杉山隆男著 「兵士を見よ」(新潮文庫)

2012-08-24 05:37:09 | 本・映画・展覧会
 図書館で前著「兵士に聞け」と並んでいたので、まとめて借りてきた。本書の構成は前著と異なり、空自(航空自衛隊)の戦闘機・F-15J(イーグル)に関わる隊員たちという括りで纏められている。

 空自と言えばF-4EJ怪ファントム…ってマニアな人はおいといて(笑)、一般的には「ブルーインパルス」か「イーグル」が花形に映るんじゃないかなぁ?その中でも新田原基地の部隊は精鋭中の精鋭、日本のトップ・ガンが集う基地。だがそこの隊員とて決して順風満帆なパイロット人生を送ってきたわけではない。そして原隊復帰や異動後、幸せなパイロット人生を送れると決まっているわけでもない。

 本書の前作と異なる点は、自衛隊の仕事がと言うよりファイターパイロットが好きだから辛い訓練にも耐えられ、自己の成長に喜びを見出し訓練に励めるという受け取り方次第では実に身勝手な人間達のナマの声を基に構成されている。

 でもね、いくら花形でもですよ、スクランブルかけて接近していってガンターレットがぐるっと回ってこっちを向くことはあるわけですよ。今の時代、滅多なことで戦争は起きないだろうと思っても機銃を向けられれば、そりゃ命の危険は感じるよ。「打ってこないだろう」なんて思って飛ぶマヌケに防人は任せられないでしょ?それでも飛びたいんだから、やはり好きだけじゃない使命感みたいなものも持っているんじゃないのかな。

 さて、仮に自分に能力適性があったとして、人知れず命を懸けて飛ぶファイターパイロットとリアルに感謝され手応えを感じられる救難機のパイロット、どちらが良いかな?自衛隊について考えさせられる本でもあるが、同じようなことは総ての職業人についても言える事であり、とどのつまり「君は誰のため、どのように働くのか?」と言う問いを突きつけられているように感じた。

 2012年8月16日・フェリー「飛龍21」船上にて読了
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