連休前、もろもろのバッファ的に確保しておいた土日がフルに空きました。なので県道走りつぶしを一気に進めるゾ!帰宅するのが面倒なので泊まりがけで♪時間があるので行き来に時間のかかる県西部を攻略することにしました。どうせ県西部へ行くにしても、県東部から県央部にかけて何本もの県道が走っているのを通らない手はない。ルーティングを考え意外なエリアからスタート。(以下長文)
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横浜市主要地方道82号山下本牧磯子線
厳密には県道と言えないのが「80番台」の道。横浜市道なのだ。ただし県道とは番号が被らないよう命名されているし、看板も県道と同じ青い六角形に白抜き数字。もちろんどれも立派な道。なので走っておくことにする。
スタートは「大桟橋入口」交差点。あまり何か船が着いたのか、キャスターバッグを持った人が大勢歩いているなぁと思って後日調べたら「にっぽん丸」が鳥羽から着いたようだった。
山下公園前から本牧の町を抜け小港橋を右折。昔ながらのルートで懐かしい。間門(まかど)で今はR357へ合流する方が本筋になっているが、根岸線より山側の上下2車線の旧道が市道。根岸駅前を過ぎR16との交差点である「八幡橋」が終点。CKB(クレイジーケンバンド)か柳ジョージを口ずさみたい通りだった。
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県道22号横浜伊勢原線
R16を南進し磯子から旧道に入り南進、新杉田駅前で朝食さて…県道はどこ?と思ったら歩行者天国のような狭い一方通行路だった!エンジン切ってメットのバイザーを上げ、バイクを押すこと数百m、京急線の踏切手前まで押してようやく一通解除。走り始めてからも住宅街の中の狭い通りでこれがふたケタ県道とは思えない。環状2号と交差する打越交差点手前からようやくマトモな道となり、あとは上大岡方面へずっと渋滞。関ノ下交差点は鋭角左折、県道21号線との重複区間を走り吉原信号を右折しようとすると、また一方通行逆進かよ!少し先まで行って方向転換、再び押し歩き。
環2との重複区間を永田交差点で反れるが、ここは分かり辛かった。上永谷、下永谷、中永谷…順番おかしくない!?何か見覚えあると思ったら、一度慰問コンサートに来た舞岡の病院近くだった。R1との重複区間を走るが戸塚駅の「大踏切」はつい先日アンダーパスが開通、おかげで切り抜けられたがチト寂しい。以降は「長後街道」と呼ばれ片側2車線の整った道となり、R467と交差する辺りからはほぼ一直線。おっと、いすゞ自動車藤沢工場だ!ひょっとしてウチのクルマもここで製造されたのかもしれないが、今はトラックばかり造っている。
田んぼの中を突っ切るかのように綺麗な道が伸び、速度に注意しながら快調に西へ。戸沢橋で相模川を越え、R246に当たる「上北ノ根」交差点で長いルートが終わった。
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県道61号平塚伊勢原線
R246を少し西へ向かい標識に従って左折。ルートは南南東へほぼ一直線。R246から小田原厚木道路の間は走ったことがあるが、以南は初めて走るかも?平たい地形で高い建物もなくのどかな風景が広がるが、視界から家がなくなることはない。県道の多くは太い国道にぶつかった地点が終点だが、本道は天下のR1と交差し海沿いのR134と交わる「八間通り入口」交差点が終点だった。
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県道62号平塚秦野線
ツーリングらしき大型バイクがブンブン通るR134を少し西進し、川の手前にある「花水川橋を右折。おっここは「関東ふれあいの道」神奈川県コースで歩いたゾ。先ほどの県道61号とほぼ並行、やや西寄りに向かう形で再びR246へ。ただしそのままR246には至らず、県道71号と重複する形でいったん南下、再び北上と鍵型のルートを取っている。R246「堀川入口」が終点。秦野市のこの辺は、遠い昔コンピュータ工場に仕事に来ていたので少し懐かしい。
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県道704号秦野停車場線
いよいよ県西部、700番台県道のお出ましだ。普通「停車場線」と名の付く県道は最寄りの国道もしくは県道から駅前までの数百m区間のようだがここは少し長くかつ一本道でない。
今回の伴侶となる地図は伊勢原~平塚ラインより西側はスケールが大きくなり、細かい部分が分からない。幸いタブレットを携行しており、googleマップと照合しながら慎重にコースを取った。
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県道705号堀山下秦野停車場線
秦野駅前に至る県道は2本あり、この駅がかつて地域の要衝だったことを示している。今日3度目の一通逆進押し歩き、そして古そうな町並みを抜けR246を越え山手へ。登山客には有名な「大倉」へ至る県道706号との交点「大倉入口」が終点とは珍しい。まず番号の若いルートがメインの道路(R246)とかまで指定され、盲腸区間のみ別番号で指定されるのが通例な気がするのだが。
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県道706号丹沢公園松原町線
行き止まりルートを途中から走り始めた。これからはそういうケースも増えてくると思うので、起点から終点までルートを逸れず一気になんて考えは止めようと思う。何も無い、気持ちよい上り坂。終点は県立秦野戸川公園辺りなのだが特に看板もないため念のため、バスの終点「大倉」を過ぎさらに山手に入り込んだところまで走った。大倉は奥丹沢の入口、塔ノ岳や鍋割山への入口になる。時刻は昼をだいぶ回った頃、どこまで歩いてきたのか何人ものハイカーが降りてきていた。来た道を引き返し県道705号との交差点を過ぎ、R246まで下って走破完了だ。
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県道707号渋沢停車場線
県道706号を来てR246を越えた瞬間に県道707号となり、すぐ渋沢駅北口・終点となる。何とも張り合いなく一本終了。だいぶ遅くなったがここで昼食とした。
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県道708号秦野大井線
ショート県道の連続だが704,5,6,7と番号順に消化してゆくのは嬉しい。R246をほんの少し戻り、渋沢駅南口に回りこむ旧い道へ右折。そう、先ほどの県道707号など自分が出張で来ていた時分にはなかった。と言うか渋沢駅に北口など存在しなかったのだ。
道路は南下し震生湖ハイキングコースなどもある、起伏にとんだ丘陵地帯をゆく。ピーク越えは古めかしいトンネルだ。下り始めると大井町となり、東名高速の大井松田ICの取り付け道路に当たるように終点となる。
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県道711号小田原松田線
思ったより時間がかかっており、予定を一本飛ばして次へ。もちろん「パスすらならここ」と決めてある。R255~R246と走り、「新松田駅入口」からR255に並行するように南下。それもそのはず、バイパスが現道となるR255の旧道が本道なのだ。このエリア、広くないながら平地が広がっており思ったより家が立て込んでいる。殺伐としているわけではないが、のんびり走れる雰囲気でもない。クルマがずっと等間隔で連なって走っている感じで落ち着かない。「飯泉橋東」交差点で「バイパス」R255と合流し、小田原市内へ至る。
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県道740号小田原湯河原線
R1からR134へ入る。こうっして走っていると、過去に自分が「旧道」と呼んでいた国道があちこちで県道に降格指定されているのを知った。本道も「真鶴の旧道」と呼んでいた、ちょっとワインディングな元R134だがいま走ってみると…無茶してスミマセンでしたって感じ。こういう道は本当に、乗用車よりバイクで、気合い入れて攻めるのでなく気持ちよく流すのが好いなーと思う。
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県道739号真鶴半島公園線
再びR134に合流するが小田原方面へ戻り、真鶴駅前を真鶴半島へ。本道は珍しい循環ルート、駅前から真鶴半島をぐるりと一周する道路が指定されている。バスも通るが道幅は狭く、むしろ自転車と歩行者だけにしちゃえば?と思ったり。終点「ケープ真鶴」でひと休みしようと思ったがもう閉まっている。あれっもうそんな時間?ありゃ、16時を回っちゃってたよ。
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県道75号湯河原箱根仙石原線
真鶴から今度こそR134を南下し湯河原で右折、そろそろ浴衣姿の観光客が歩き始めている。ここから箱根へ登ってゆく。奥湯河原温泉を過ぎると「椿ライン」、クルマでは何度となく攻めた道だがバイクで通るのは初めて、かつ友人がここでコケたと聞いており慎重に進む。しかしヒラリ、ヒラリとバンクさせて曲がるのは時速30km程度でも楽しいね。夕方ゆえ車も殆どおらず、ピークの大観山レストハウスまで5台くらいしかすれ違わず貸切状態だった。レストハウスも営業終了しており缶コーヒーを飲むが結構寒く、おまけに雨がポツポツきた。泊まりツーリング4回で雨具を着ること4回!もうガチでんな(苦笑)。
雨はひどくならないものの路面は濡れており元箱根まで慎重に下る。リヤタイヤは交換したてだが純正フロントタイヤは簡単に滑るのだ。ここで一本走る予定だったのだが雨と夕方とで失念、R1を進んでしまう。重複区間を過ぎ箱根神社、プリンスホテル方面へ進み、桃源台を抜けて芦ノ湖から離れて山中へ。幸い日は伸びており真っ暗にはなっていない。雨は霧雨程度。仙石原湿原を見てR138に当たる「仙石原」交差点で本日の行程を終えた。計13本か~頑張りましたね~。写真は、道中で撮った元小田急線車両(クハ2657)とのツーショット。
宿は「仙石原」交差点から少し県道75号を戻ったところにあり好都合。と言うか初めに宿ありき、そして県道75号、そして739号…とある程度逆算で行程を組んだのだった。宿は夕食なし、近所にレストランはあったが高いのと再び雨になったのとで、宿の近くのコンビニで弁当と酒を買い込んで部屋で済ませた。ドミトリだが幸い相客は居らず個室状態。今日走ったコースを確認し、明日の行程を考えていたらあっという間に夜は更けてしまった。温泉で温まったこともあって快く眠りについた。
本日の走行距離:約220km
箱根仙石原YH泊