日々のつれづれ(5代目)

旅行レポート以外の、細々としたこと。
割とまめに書くようにしています。
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2015年5月9日 【旅行】その手は桑名の…

2015-05-22 19:15:34 | 旅行・ハイク&ウォーク
 養老鉄道で桑名に着き、折り返してしまうのも勿体無いので東海道「七里の渡し」として名高い桑名の町を散策してゆくことにした。駅を出た先の観光案内所でパンフレットを貰いコースを考えるが、三重県の観光スタンプラリーをやっているのに引っ掛かってしまった。スタンプ3つから応募でき、桑名市には3箇所ポイントがあり、うち2つはそもそも訪問しようとしている。ならば残りの1箇所もコースに組み入れなければ!あぁ何と言う本末転倒。そして以下の通り回ったのでありました。

(1)桑名市博物館
 駅前からコミュニテイバス(100円)で訪問。なぜか本日無料で、おまけにちょうど学芸員さんによる展示物解説をやっているところで、平易な口調と私見も交えた解説には親しみが持てた。空襲であらかた焼けてしまい僅かに残った祭りの山車の出来栄え、往時の写真などは正に今昔物語。

(2)石取会館
 博物館のすぐ前に、祭りについて更に詳しく解説した館がある。入館無料。全国各地、祭りにかける人々の意気込みには感心させられる。

(3)はまぐりプラザ
 観光案内所で「桑名城下町和菓子クーポン」なる物を売っており出来心で買ってしまった(800円)。石取会館から少し歩いた店でまず使い、そこでタクシーを呼んで貰って当所へ。スタンプのためである。お昼の時間帯であれば名物の蛤を味わえるのだが、残念もう終わっていた。と言う訳でスタンプポン!で見学もそこそこに待たせていたタクシーに乗った。

(4)七里の渡し跡
 旧東海道は、名古屋の熱田よりここ桑名まで海上を渡るのがルートであった。もちろん当時の港はなく(伊勢湾台風でこの辺はズダズダになったそうだ)再建された鳥居と船溜まりが現存している。しかし目の前に広がるのは伊勢湾ではなく揖斐川、わずかな中洲の向こうは長良川で悪名高い河口堰も見える。渡し舟でどんぶらこって雰囲気ではないんだなぁ。ま、水面には変わりないからいいか。

(5)住吉浦休憩施設
 スタンプ訪問。住吉神社近くの小さな休憩所だがちゃんと有人。駐車場には観光バスが数台止まっており乗客はどこへ行ったのか…最初に観光案内所で押してもらったのと合わせこれで3つ、ファーストステージクリヤ!以降はハードルが高くなるので参戦はせず、秋ごろに当選の賞品が来るのを忘れて待てば良い。

(6)六華苑(旧諸戸清六邸)
 明治から大正にかけて元号を跨いで建てられた桑名の実業家(大富豪)の邸宅で、和館と洋館とが棟続きで建てられているのがユニーク。いずれの建物も中身は凝った造りで細部の造作を観察し始めるとキリがないほど。それもそのはずで、ジョサイア・コンドル(鹿鳴館や三菱一号館など多数を設計・東京駅などを設計した辰野金吾の師匠)の手によるものだった。建物も凄いが施主も凄い。わずか23歳でこんな邸宅を作らせちゃうんだから。おバカなボンボンでなくしっかり事業を取り仕切っていたのだから恐れ入る。ちょうど新緑まぶしい庭園も見事だった。

 短時間でバババと回りガガガと菓子をかっ喰らい帰途に。帰りもセントレアから飛行機なので名古屋へ戻るが、近鉄よりJRの方が10円安かった。午後半日だったが見どころ何れも印象深く、それにも増して触れ合った人々みな気さくだが丁寧で親切、何とも心地良いひとときを過ごした町でした。写真の1枚くらい撮れば良かったなぁ。代わりに「はまぐりのまち・桑名」イメージキャラクター「ゆめ はまちゃん」を貼っておきます♪
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2015年5月9日 【旅行】岐阜のお食事列車を訪ねて(その1・養老鉄道「薬膳列車」編)

2015-05-22 07:15:21 | 旅行・ハイク&ウォーク
 連休明けの週末、東海地区へ遠征してきました。今回は養老鉄道の「薬膳列車」目的です。我ながらシブい(笑)
 http://cug.ginet.or.jp/yororailway/event01.html
 http://www.e-yakuzen.net/shop-y/yororailway/

 薬膳列車はセッティングの都合からか平日に桑名→大垣、週末に逆方向の1週間に1往復しか設定がありません。土曜日の大垣→桑名の回が予約できました。JL201便(JA317J:737-800)でセントレアへ飛び名鉄で金山、そしてJRで大垣へ。新幹線の方がラクで速い(爆)。

 大垣発車20分前に改札前集合、送られてきた資料の中に1日乗車券が入っており(ちゃんと記名されている)、それを見せて各自で入場。近鉄時代に乗って以来の養老線、車両は近鉄から移籍したもの。薬膳列車は専用ダイヤではなく3両編成の定期列車のうち1両を専用車両としています。定期列車とは異なる可愛いイラストのヘッドサインが掲げられていました。なお一般列車は一般列車で、萌え系♪のヘッドサインが掲げられています。

 ロングシート車の通路に折畳み式長テーブル(会議机)を置きビニールクロスを掛けてあります。乗客が座るとテーブルを寄せます。シート高が低いので無理な姿勢になるのではと心配しましたが大丈夫でした。スタッフは薬膳料理の会社が3名と養老鉄道の人?1名。乗客40名ほぼ満席のようですが、それにしても手厚い。もっとも運転時間を考えると、これくらい配置しないとサービスが間に合わないかも?ガクンと揺れて発車、注意!車内でポリ容器に入ったスギナ茶は供されますがお酒は無し。ホーム入場前にJR大垣駅側のコンビニで調達、食なので日本酒を。

 発車後すぐに乾杯して食べ始めますが、予想通り揺れるため多少は注意が必要です。もっとも速度が低いためひっくり返ったりこぼれたりはしませんが…お酒をグラスに注ぐのがけっこう難しかったです。スタッフが細々と料理について解説してくれるのをポカンと聞いていると間に合いません。食べながら聞かなくては。

 解説が終わるとスタッフによる「養老の滝」伝説の寸劇。車内は明るい笑いに包まれます。その後、同社による健康食品の販売。スギナ茶とか黒にんにくとか。あっという間に時間は過ぎ、スタッフ挨拶が終わった時は桑名駅構内に進入し減速が始まっていました。

 薬膳料理は想像していたクスリ臭さは全くなく、普通に和食のお重弁当を食べた感じ。味は普通に美味しかったです。1回食べただけで健康になるとも思えませんが、面白い試みだと思います。ただし食べたり寸劇を観たりするのに忙しく車窓は全くと言って良いほど見られませんでした。車窓を見たい人は到着後、1日乗車券を使って大垣まで折り返すことをお勧めします。ただし名古屋へ戻るのであれば、桑名から戻った方が早くて安いです。桑名に到着後、町中を散歩し(別稿)、夜のJL208便(JA305J:737-800)で帰京しました。

 なお岐阜県には他にも食をテーマにしたイベント列車が運転されており、今年はシリーズ物として順次訪問することにしました。
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